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by sasakitosio

ファシズムの媒体 <なりうる、マスメディ・ネット>

 3月24日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」と欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにする。
 まず筆者は、「米大統領選のトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏に対する懸念が高まっている。
 「千百万人の違法移民を本国に送還する」などの発言に見られる憎悪と排除のレトリックは、保守陣営からもファシズムの疑惑を掛けられる始末だ。
 中東への軍事介入の失敗、内外のテロの脅威、賃金を下げるグローバル化への反感など、米国はナチスを生んだワイマール期ドイツに比すべき転換点にある。問題は、大衆の不満や願望を一身に集めた道化が、どう大衆操作の権力を握るかどうかだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「1930年代の評論「複製技術時代の芸術作品」でW・ベンヤミンは、ナチ党大会のニュース映画が総統に従う無数の党員のイメージを国民に浸透させて、いわば大衆を複製する役割を担ったという。
 マスメディア露出を狙うトランプ氏と視聴率を上げたいテレビ業界は利用しあう関係だが、同氏の支持率は上がっていく。
 危ない政治信条の人物がメディア利用で政界に進出するのは日本人も経験済みだ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「自由な言論空間であるはずのネットはどうか。
 膨大だが玉石混交の情報集積と互いに交流しない多くの仲間内の議論に退化したのが実体ではないか。
 ネットも伝染や模倣のメカニズムで異論排除の強制装置として機能する。
 メディアやネットもファシズムの媒体になり得るのだ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「米国はナチスを生んだワイマール期ドイツに比すべき転換点にある」との筆者の指摘は、不気味な予言だ。
 1930年代評論「複製技術時代の芸術作品」でW・ベンヤミンは、「ナチ党大会のニュース映画が総統に従う無数の党員のイメージを国民に浸透させて、いわば大衆を複製する役割を担ったと」いっているとのこと。ものすごく分かりよかった。
 「危ない政治信条の人物がメディア利用で政界に進出するのは日本人も経験済みだ」との筆者の指摘は、石原新太郎氏を指しているのか、橋下元大阪市長をさしているのか?それとも別の人か? 
 「ネットも伝染や模倣のメカニズムで異論排除の強制装置として機能する」との筆者の指摘は当たっていると思った。
 今の時代は、ファシズムと民主主義の戦いの時代なのだろうか?民主主義がファシズムを生むとしたら、大いなる矛盾だが?
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by sasakitosio | 2016-03-25 06:31 | 東京新聞を読んで | Trackback