憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

マイナス金利 弊害広げない方策を

 3月20日付朝日新聞社説に、「マイナス金利」のことが載った。
 今日は、この社説に学ぶことにした。
 まず社説は、「日本銀行がマイナス金利政策を導入した1カ月が経過した。
 量的緩和のカードをほとんど使い果たした日銀が、新たな緩和手段として賭けに打って出た政策である。現状では、その賭けが良い結果をもたらしているとはとても言いない。
 この政策でもともと最低だった長期金利は一段と下がった。そこまでは日銀の狙い通りだ。ただ、株価や為替相場が乱高下を繰り返しところに金融市場の動揺が見て取れる。
 この政策で収益悪化が見込まれる金融界からは批判の声があがっている。銀行が日銀に当座預金の一部にマイナス金利がかかるので負担が増える。
 歴史的な低さの貸出金利をもう一段下げる必要にも迫られている。それで融資需要が増えるならいい。だが必ずしもそうではないようだ。住宅ローン金利を下げて増えたのは、安いローンに借り換える人たちばかりで新規需要は少ないという。
 銀行貸し出しを増やし、企業の投資を活発にする。それが金融緩和の目的だったはずだった。こうして銀行経営を委縮させてしまっては逆効果ではないか。」と指摘した。
 つづけて社説は、「日銀が異次元緩和で盛り上げようとした人々の「インフレ期待」にも影響が出ている。
 朝日新聞が2月に実施した世論調査では、マイナス金利政策による景気回復が「期待できない」と答えた人は6割にのぼった。
 一方、海外当局からは、日本や欧州のマイナス金利政策が強化されれば、世界的な通貨安競争の引き金にならないかという懸念が示されている。
 政策の恩恵を最も受けているのは日本の財政だろうか。長期金利の一段の低下で、1千兆円を超える国の借金の利払い費が抑えられるからだ。
 結果、財政規律を緩めるムードが強まっていないか。
 日銀による国債の大量買入れは本来禁じ手だ。そこを財政立て直しの時間を稼ぐためだとして許されている面がある。
 ところが、今の政権内で消費増税見送り論が公然と語られているのは本末転倒である。」と指摘した。
 最後に社説は、「日銀の金融政策そのものが日本経済に弊害をもたらし始めている。現実的とは思えない2%インフレ目標にこだわり異常な金融緩和政策をこのまま続ければ、かえって日本経済が抱える課題は大きく複雑になっていく。
 異次元緩和はやめたくなっても、すぐにはやめられない政策である。金利や為替など市場への影響が大きすぎるためだ。これ以上深入りするのはやめ、影響を最小にとどめつつ撤退する方策を練るべきだ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 日銀のマイナス金利政策は「収益悪化が見込まれる金融界からは批判の声が上がっている」ことは、理解できる。特に銀行は、金利が収益の源泉なのだから当然だとおもった。
 「日銀による国債の大量買入れ」「政府の千兆円を超える国の借金」の中で日本のデフレが続く今に生き、ソ連の崩壊・東西ドイツの統一を見て、一党独裁資本主義の中国の繁栄と実験を目の当たりにし、早回しの「映画のニュース」を観ているような感じがする。
 時代の回転の速さに、人類の英知が追い付いていないもかもしれない。
 さてこれから、地球劇場はなにを見せてくれるのだろうか。悲劇の中にも、サクセスストーリーや喜劇を時々は見せてほしいものだ。
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by sasakitosio | 2016-03-24 07:48 | 朝日新聞を読んで | Trackback