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by sasakitosio

壁の文化 <壁撤去が始まる、中国での話だが>

 3月19日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家・楊逸氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「いま中国で「折墻(壁撤去)騒ぎ」が起きている。発端は、2月21日に中央政府が発表した「都市計画建設管理に関する意見」。
 都市計画の一環として、今後閉鎖的な集合住宅を建設してはならぬ、既存の「壁」については徐々に撤去するとの方針を明らかにした。
 「内部道路」を公共化することで道路網を改善し、土地を節約かつ有効的に利用することを目的としている。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「土地が「国家財産」である中国では、分譲マンションを建設する際、不動産会社はまず国なら土地の使用権や建設許可を獲得する。それから許可された対象の土地を囲い込み、マンションを建て始めるが、むろん、敷地内にあるのはマンションの建物だけではない。植物を植えたり、子どもの遊具を設置したりするガーデンのような住民共用の部分も含まれ、各戸に割り当ててマンション販売される。
 つまり、「使用権」の範囲内であれば一時とはいえ、その土地は個人所有になっている。もし「内部道路を公共化すれば、「物権法」にも引っかかってしまうのではないか。」と懸念する。
 最後に筆者は、「所有者権利をどう守るかのほか、治安や環境、不動産管理、住民セキュリテイ―など様々な問題が生じてしまう。
 万里の長城が国のシンボルになるほど、壁が文化になる国で、壁の無い都市計画をする前に、まず文化の「壁」について考えなければ。」として締めくくった。
 読んで、中国の事情をまた一つ知ることができた。
 「2月21日に中央政府が発表した「都市計画建設管理に関する意見」。都市計画の一環として、今後閉鎖的な集合住宅を建設してはならぬ、既存の「壁」については徐々に撤去するとの方針を明らかにした」とのこと。大陸で繁栄を極めた都市では、昔から、外敵に備えてか、おびえてか、外壁をめぐらしてきた。
 それが筆者の言う、壁の文化なのかもしれないと思った。
 日本の都市計画では、おおくは開発の条件として「道路や公園」などは公共施設として市町村へ寄付することになっているが、土地が国有の中国ではマンション敷地内道路は壁の中に在り、外部と遮断されていたことを知ることができた。
 これからは、それを徐々に撤去するとのことであるが、既得権を奪われる側はどういう反応を示すかが注目だ。
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by sasakitosio | 2016-03-23 06:12 | 東京新聞を読んで | Trackback