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by sasakitosio

全人代 権力集中の緊張感 <習体制はどこへ行くのか>

 3月12日付朝日新聞17面に、「風」という欄がある。筆者は、中国総局長・古谷浩一氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「北京の人民大会堂の天井に飾られた、赤く輝く巨大な星。それを私が初めて見たのは1999年の全国人民代表大会(全人代)の取材の時だった。
 中国の国家指導者たちが一堂に集まる場に入る機会は多くない。ちょっと緊張しながら、ひな壇に並んだ指導者の姿をじっと観察したことを覚えている。
 当時の国家主席は江沢民氏。
 あくびをしたり、 鼻をほじくったり、 お茶を注ぐ服務係りの女性をじっと見つめたりと、何とも俗っぽい感じだった。
 他の指導者がこそこそ笑顔で雑談するなか、それを遮って活動報告を読む朱鎔基首相の吠えるような迫力ある語り口にも驚いた。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「あれから17年。今年も全人代は赤い星の下で、同じように開かれている。でも、その様子は以前とは比べものにならないくらい緊張感に満ちたものだ。
 「核心意識、一致意識を強めなければならない」
 5日、李克強首相が元気なく読む報告を指導者たちはじっと黙って聞いていた。習近平国家主席が「党中央の核心」であることを示唆し、「すべて習氏にならえ」という意味にも受け止められる表現だ。最近、高官らはこうした言い方で習氏への忠誠を示している。
 習氏への権力集中は確実にくっきりとしてきている。そこに毛沢東時代の「個人崇拝」につながる臭いを感じる人がいても無理はないと思う。
 その習氏はと言えば、ひな壇の中央に座り、ぶすっとした表情で身動きしない。
 李氏には視線さえ合さない。胡錦濤国家主席が、壇上で温家宝首相と笑顔で握手していたのとは大違いだ。
 以前は、国家主席を含め指導者はもな等間隔で座っていたが、習氏の席は今、両側の指導者から少し距離を置いて設けられている。
 習氏だけが、特別の存在であることはっきりと表しているようだ。
 壇上の習氏にお茶を注ぐ服務係りも、長身ぞろいの若い女性たちではなく、黒っぽいスーツ姿の男性に変わった。ぜいたく禁止令で公務員にも引き締めを求める習指導部だけに、厳格なイメージを保つための措置だそうだ。
 習氏は反腐敗キャンペーンを掲げて、次々と高官を摘発し権力基盤の強化を図ってきた。同時に、言論の自由に関わる引き締めも極度に強めつつある。
 習氏の総書記就任3年余りで起きたことと言えば、憲法順守を訴える活動家らが一斉拘束され、人権派弁護士が次々捕まり、外国人を含むNGO関係者らも拘束が続く。一切の「異論」を許さないとの姿勢は鮮明になるばかりだ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「旧知の全人代関係者と最近、食事をした時のことだ。席に着いたとたんに言われたのは「携帯の電池を外したか」。
 盗聴や密告への警戒感は強く、「(情報管理が)信じられないくらい厳しくなっているからね」とかなしげに言われた。
 もはや民主化どころか、以前はくすぶっていた「政治改革」や「党内民主」の声も聞こえなくなった。
 江沢民時代も胡錦濤時代も民主や人権には厳しい中国だったが、それさえも今は懐かしい。」として締めくくった。
 読んで、2016年の中国全人代の様子を知ることができた。
 特に、「その習氏はといえば、ひな壇中央に座り、ぶすっとした表情で身動きしない。李氏に視線さえ合さない。 胡錦濤国家主席が、壇上で温家宝首相と笑顔で握手していたのとは大違いだ。」とのこと、
 「壇上の習氏にお茶を注ぐ服務係も、長身ぞろいの若い女性たちではなく、黒っぽいスーツ姿の男性に変わった。」とのこと、
 「習氏の総書記就任から3年余りで起きたことと言えば、憲法順守を訴える活動家らが一斉に拘束され、人権派弁護士が次々捕まり、外国人を含むNGO関係者らも拘束が続く。一切の「異論」は許さないとの姿勢は鮮明になるばかりだ。」とのこと、
 「盗聴や密告への警戒感は強く、「(情報管理が)信じられないくらい厳しきなったからね」と、筆者の旧知の全人代関係者が話した、とのこと、
 等々今の中国の、重苦しい空気が伝わってくるようだ。
 中国国民が可哀そうになった。そして、国民の能力を自由に開花させてこそ、その国の繁栄があると思うが。
 盗聴や密告で、国民を委縮させることは、権力者への批判や政治改革を少し先延ばしにすることは出来ても、支配者ypりの被支配者が圧倒的に頭数は多いのだから、長続きはしないと思うのだが。
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by sasakitosio | 2016-03-15 17:42 | 朝日新聞を読んで | Trackback