憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

人間であること

 3月13日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「「3.11」から5年たった。津波で破壊された海辺の町は、かなり再建されている。
 しかし、原発事故で生活を奪われた人々は一層深い窮地に追いやられている。
 安倍政権は原発事故で放射能に汚染された地域でも、かなり放射線が下がってきたので、避難していた人々に事故以前にいた街に戻るよう促す帰還政策を進めている。
 避難してきた人々への支援も打ち切ろうとしている。これ以上避難するのは「自主」避難だから、面倒は見ないというわけである。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「これは、ギリシャ神話に出てくるプロクルステスのベッドという話そのものだ。
 プロクルステスという追い剥ぎは旅人を自分の家のベットの寝かせて、ベッドからはみ出す手足を切り取るという残酷な趣味を持っていた。
 現代日本における法令や予算が狭いベットであり、そこにくくりつけらた旅人は原発事故の被災者である、
 安倍政権はベッドからはみ出す部分を切り捨てようとしているのである。被災者を支援するための政策ではなく、被災地は問題がなくなったという格好をつくるための政策である。」と指摘した。
 最後に筆者は、「私たちが人間でありたいなら、安倍政権の残虐を許してはならない。
 東京電力の元幹部が強制起訴され、刑事責任が追及される。
 安倍政権に対しては、我々自身が政治責任を追及していかなければならない。」として締めくくった。
 読んで大変勉強になった。
 ギリシャ神話の、ベッドに合わせてた足を切る「追い剥ぎ」と、安倍政権の原発被災者に対する「保障打ち切り」とを、筆者に並べて見せてもらったことで、支援打ち切りの不条理性が浮き彫りになった。
 その上で、その保障の財源は、安倍内閣のポケットマネーでなく、東電幹部の負担でもなく、みなその他国民の負担であることを考えると、「支援打ち切り」をいう安倍政権の魂胆が透けて見えるような気がした。
 また、被災住民も、政権や政権の言いなりの「知事や市町村長」を信じて、原発誘致を支持しても、いったん事故が起きれば、推進者はだれも責任を取らないということを、肝に銘すべきではないだろうか。
 そして、いま再稼働を始めたり、始めようとする原発の立地自治体の住民は、万一の原発事故の場合、社会の風潮は今ほど暖かくはないことを、肝に銘じなければならないような気がしている。
 再び不幸な事態が生ずる前に、いま大切なことは、政府をして、再生可のエネルギー社会への転換、脱・卒原発の産業革命を促さなければならないのではなかろうか。
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by sasakitosio | 2016-03-13 10:57 | 東京新聞を読んで | Trackback