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by sasakitosio

「思考停止」に転換の兆し

 3月10日付朝日新聞朝刊17面に、「東日本大震災5年私たちは変わったか(3) 原発と議論」という欄があり、飯田哲成さん、倉本聰さん、武田徹さんの三氏が登場する。今日は、飯田哲成さん(NPO法人 環境エネルギー政策研究所所長・飯田哲成さんの記事に学ぶことにした。聞き手は、編集委員・刀祢館正明氏だ。
 まず記事は、「今回の大津地裁の仮処分決定は、稼働中の原発を止めるという画期的なものです。
 震災後に福井地裁が出した運転差し止め判断と同様、誰が見ても当然の根拠から論理的な結論を出しました。
 「出来てしまったものは仕方ない」という、日本特有の意識の壁も破った。原発をめぐる議論へのインパクトは強い。
 5年前、この国に住む私たちは原発やエネルギーについて、いわば強制的に、危機感を持って考えざるを得なくなった。あの時期を過ごしたことは大きい。8割近くが「原発はないほうがいい」と思うようになった。さほど意識していなかった3.11以前とは全く違う、大きな変化です。」と指摘した。
 続けて記事は、「とはいえ、まだまだ守旧的な動きは強い。
 歴史を振り返れば、明治維新はペリー来航から15年後でした。尊王攘夷で沸騰しましたが、体制側・守旧派からの強い反動が起きた。
 3.11後の現在になぞらえれば、現在は自民党と電力会社・経済界と経済産業省の3者です。
 しかし、世界では、この10年で自然エネルギーの本流化が急速に進んでいます。
 風力発電は10年前、世界全体で5千万キロワット、原発50基分でしたが、昨年1年間だけで原発64基分が新たに生まれた。
 太陽光も10年前には原発3基分しかなかったのが、去年1年間で原発59基分が出来た。
 10年前には取るに足らない存在だった自然エネルギーが、今やこんなに大きくなっています。しかも年々加速している。
 かってコンピューターは2年で倍速と言われましたが、自然エネルギーがまさにそうです。世界史的な大変革です。原発はもはや世界の流れではありません。」と指摘した。
 最後に筆者は、「あれだけひどい思いをした日本で、なぜ再稼働への動きが進むのか。
 一言でいうと思考停止です。
 日本の官庁や大企業は組織も各自の仕事も細分化されている。個人にとっては、おかしいと思っても、自分の仕事だけではどうしょうもない、全体を変えられないという意識があります。
 霞が関や原発立地県の役人の中にも、共鳴してくれる人たちはいます。でも彼らは組織の中では異論を言えません。個々人ではどうにもならない。それが実情でしょう。
 私は、原発廃止のルールと時間軸を国民的に合意したうえで廃止すべきだと考えです。即ゼロでもドイツ型の段階的廃止でも構いません。核廃棄物の総量規制と福島第一原発事故の教訓を反映した安全規制の強化がカギです。
 世界の状況も、日本の人たちの意識も、確実に変化が進んでいます。守旧派の揺り戻しが長く続くとは思えません。意外とあっさりと崩れるかもしれない。
 日本でも遅かれ早かれエネルギー革命への大きな転換があるはずです。」として締めくくった。
 読んで、勉強になり、元気が出てきた。
 「震災後に福井地裁が出した運転差し止めの判断と同様、誰が見ても当然の根拠から論理的な結論を出しました。」との指摘、
 「「出来てしまったものは仕方がない」という、日本に特有の意識の壁も破った。」とのこと、
 「とはいえ、まだまだ守旧的動きは強い。歴史を振り返れば、明治維新はペリー来航から15年後でした。」と指摘、
 「3.11後になぞらえれば、現在は自民党と電力会社・経済界と経済産業省の三者による反動です。」と指摘、
 「風力発電は10年前、世界全体で5千万キロワット、原発50基分でしたが、昨年1年間だけで原発64基分があらた生まれた。太陽光も10年前には原発3基分しかなかったが、去年1年間で原発59基分ができた。」と指摘、
 「世界の状況も、日本の人たちの意識も、確実に変化が進んでいます。守旧派の揺り戻しが長く続くとはえません。」との指摘、みな納得できた。
 国の内外の状況変化の中で、自民党と電力会社・経済界と経済産業省の三者の反動体を結び付ける「力」を見極め、国民の眼の前に隠すことなく「さらし」広めることで、日本における「原発のブラックホール」を消滅させたいものだ、と思った。
 
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by sasakitosio | 2016-03-13 08:10 | 朝日新聞を読んで | Trackback