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by sasakitosio

沖縄海兵隊 抑止力は幻想

 3月8日付東京新聞1面に、「柳沢協二さんのウオッチ安保法制」という欄がある。筆者は、元内閣官房副長官補・柳沢協二氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「沖縄県名護市辺野古の新基地建設をめぐる訴訟で、安倍晋三首相は裁判所の和解案を受け入れた。
 工事中断には政府内に懸念があったようだが、参院選を控え、地元民意に反する工事の是非を争点にしたくない思惑がうかがえる。政府は安全保障関連法でも、国連平和維持活動(PKO)部隊に「駆け付け警護」任務付与を先送りする方針だ。共通するのは、選挙に向け不都合な現実を見せたくない姿勢だ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「県民の強い反対の意志に反してまで、海兵隊の県内移設のために辺野古に新基地建設を進める理由について、政府は「抑止力」を挙げている。沖縄は中国にも北朝鮮、台湾、フェリピンにも近い。何かあればすぐに駆けつける利点がある、という。
 だが、「敵」に近いのは真っ先に攻撃されるリスクもある。海兵隊が沖縄に入れば、中国からのミサイル三発で全滅する、とも指摘されている。
 別の意味でも大きな疑問がある
 主力の第四海兵連隊は沖縄からグアムへ移転が決まっており、残るのは約2千人。あまりにも小規模で、沖縄海兵隊の存在に抑止力の効果があるとはとても思えない。海兵隊の日常の役割は、アジア地域の災害救助や共同訓練を通じた信頼醸成に変化している。
 そうした役割は、沖縄にいなくてもできる。
 「海兵隊が沖縄にいるということが抑止力」との説明は、一種の幻想だ。抑止力の重要な役割を担うのは、海軍であり空軍だからだ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「工事中断と再協議が決まった今こそ、国は海兵隊の配置と役割を含む幅広い議論をすべきだ。辺野古しかないとかたくなな態度を取り続けるなら、県民の反対の矛先は、やがて米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の存続にまで向き、本当に日米同盟の抑止力を損なうことになりかねない。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 筆者の「主力の第四海兵連隊は沖縄からグアム移転が決まっており、残るのは約2千人。あまりに小規模で、沖縄の海兵隊の存在に抑止力効果があるとはとても思えない。」との指摘、
 「「海兵隊が沖縄にいることが抑止力」との説明は、一種の幻想だ。抑止力の重要な役割を担うのは、海軍であり空軍だからだ。」の指摘、
 「辺野古しかないとかたくなな態度を取り続けるなら、県民の反対の矛先は、やがて米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の存続にまで向き」との指摘は、理解でき納得した。
 ただ、国のかたくなな態度は、県民の米軍基地反対を煽り、日米安保を解消し、それが「戦後レジュームからの脱却」に隠された真の意味なのだろうか、と勘繰りたくなった?
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by sasakitosio | 2016-03-10 06:56 | 東京新聞を読んで | Trackback