憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

トランプ氏

 3月7日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮子あずさ氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「アメリカ大統領選の候補者選びでは、トランプ氏が共和党のトップを走っている。毎日毎日彼が「メキシコの国境に万里の長城を造る」「費用はメキシコ政府持ち」と演説する姿をテレビで見ては、絶望的な気持ちになってくる。
 この手の妄言は珍しくないが、米国市民の熱狂ぶりは深刻だ。彼は、憎悪や恨みなど心の闇を引き出す。そして、対立をあおっては、自らへの支持を引き出している。このやり口は古典的だが、容易につぶせない。
 心の闇を引き出された人は、早々後には引けないからだ。」と指摘した。
 つづけて筆者は、「トランプ支持者の多くは、中流からこぼれ落ちた白人層。傷ついた人たちだから、同情すべき点もある。批判もしにくい。そんな社会の手加減も、彼を無敵にしているのではにだろうか。
 こう思うのは、私が看護師として、患者の暴力や暴言に直面してきたからだろう。
 弱者とみなされる人が牙をむくと、こちらの反論はすべて権威的とみなされる。そこだけみれば、どちらが強者かわからない。」と指摘した。
 最後に筆者は、「トランプ氏をめぐる日米さまざまな報道は、この状況と重なるものがある。感情は重視されるべきだが、どんな傷ついた人でも、他者への気遣いは免責されない。トランプ氏に熱狂するひとには、早く正気に返ってほしい。そのためにも、周囲は彼らをあおってはならない。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「弱者とみなされる人が牙をむくと、こちらの反論はすべて強権的とみなされる。」との指摘、
 「感情は重視されるべきだが、どんな傷ついた人でも、他者への気遣いは免責されない」との指摘は、新鮮に感じられ、よく分かった。
 ただ、トランプ氏の報道の流れを見ていて、少し前の日本で、大阪で、見たような光景だと思った。
 橋下元大阪市長の誕生と引退劇だ。トランプショウと同じように、マスコミネタ作りの名人とそれを煽ったマスコミの二人三脚で、橋本氏の虚像・実像がないまぜになり、そのことで橋本人気が沸騰し、維新の党ができて、今に至っているような気がしている。
 だから、仮にトランプ氏が米国の大統領になっても、おっつけアメリカ国民が冷静に戻って、他国を無視し、自国民を分断し、国民に犠牲を強いる「政策」が、民主主義国のアメリカで実行できるわけはないと、自分的には思っている。
 マスコミのプラスのエネルギーで生まれたものは、マスコミの関心というエネルギー(極めて移り気な)が変遷することで消えてゆくのではなかろうか。
 だが、これからもトランプ氏のニュースを注視していきたい。
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by sasakitosio | 2016-03-07 20:21 | 東京新聞を読んで | Trackback