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by sasakitosio

私たちはどこへ向かう フクシマで考える<下>

 2月28日付東京新聞社説に、「フクシマで考える<下>」というのが載った。 今日はこの社説を学習することにした。
 まず社説は、「中国の旧正月、春節を祝う餃子が食卓に並んだ。雪が舞った2月、福島市内の仮設住宅に左官業の中野敏信さん(72)=写真=を訪ねた。4畳半二間。薄いサッシ窓が曇る。中国北東部出身の妻(49)が「今日は寒いね」と首をすくめた。
 原発事故の前に結婚した夫妻は敏信さんの郷里、浪江町で暮らしていた。だが事故で土地を追われ、一時は中国にも非難した。
 2017年3月までに、放射線量が高い「帰還困難区域」を除く全地域で避難指示の解除が計画されている。全町避難が続く浪江町も対象だが帰還希望者はすくない。」と切り出した。
 つづけて社説は、「中野さんも、資材が置ける一戸建てを郷里に近い南相馬市やいわき市に考えているが、移住者が殺到し地価が跳ね上がった。
 手元資金では足りず、毎日早朝から約70キロ離れた相馬市の建設現場に通っていたが、3か月前に足を痛めて働けなくなった。「原発事故がなければ、古い家でもそれなりに暮らせたのに。生活の立て直しはそんな簡単なものではねえな」
 避難指示が解除されれば一年後には賠償も打ち切られる。解除の後も被ばくの影響を心配し、避難先に残るすべての人々は「自主避難者」となっていく。
 福島県が自主避難を続ける人に行う住宅の無償提供は、17年3月に打ち切られる予定だ。
 南相馬市から神奈川県に避難し、被害の完全賠償を求める集団訴訟ので原告になった山田俊子さん(75)は言う。
 「私たちも本当は帰りたい。でも・・・。住まいという生活基盤を奪うのは、被ばくを避ける権利の侵害ではないでしょうか」
 「避難の選択」は震災翌年に成立した子ども・被災支援法で認められているが、政府は柱の政策を骨抜きにしようとしている。」と指摘した。
 最後に社説は、「俺たちはどこに向かっていくのか。羅針盤が欲しい」と中野さんは言う。
 未曾有の原発災害を起こしした責任は国と東電にある。その原点に立ち返り、苦境に立つ避難者を切り捨てるようなことをせず、救済と、長くかかる生活再建を支えてゆくべきだ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 社説の「2017年3月までに、放射線量が高い「帰還困難区域」を除く全地域で避難指示の解除が計画されている。全町避難が続く浪江町も対象だが帰還希望者は少ない。」とのこと、
 福島市内の仮設住宅に住む左官業の中野敏信さんは「原発事故がなければ、古い家でもそれなりに暮らせたのに、生活の立て直しはそんな簡単なものではねえな」と話しているとのこと、
 「避難指示が解除されれば1年後には賠償も打ち切られる。解除の後も被ばくの影響を心配し、避難先に残る人々はすべて「自主避難者」となっていく」とのこと、
 「福島県は自主避難を続ける人に行う住宅の無償提供は、17年3月に打ち切られる予定だ。」とのこと、
 等を初めて知った。
 社説の「未曾有の原発事故を起こした責任は国と東電にある。その原点に返り、苦境に立つ避難者を切り捨てるようなことはせず、救済と、長くかかる生活再建を支えていくべきだ」との指摘は、理解し納得した。
 欧州にシリア難民のことが話題になるが、日本には原発事故によって「避難者」という難民問題が生じたのではないか。避難者への支援を打ち切るのは、「被ばく牛の殺処分」と同じように、原発事故の生き証人をなくすることになるのではないか。原発事故を風化させてはならない、と思った。
 だから、東電・政府・自治体に、被災者への救済と、長くかかる生活再建を続けさせるべきだ、と思った。
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by sasakitosio | 2016-03-05 15:20 | 東京新聞を読んで | Trackback