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by sasakitosio

起きた事実を見つめよ フクシマで考える<中>

 2月27日付東京新聞社説に、「フクシマで考える<中>」というのがある。今日は、この社説を学習するすることにした。
 まず社説は、「福島原発から北西へ14キロ、避難指示で居住制限区域とされた福島県南相馬郡小高区と浪江町にまたがる「希望の牧場ふくしま」。牛が草を食んでいる=写真。
 5年前の原発事故直後、畜産農家の吉沢正巳さん(61)は、放射線被ばくした320頭の黒毛和牛を殺処分するよう政府から求められた。悩んだ末に、活かすことを選んだ。なぜか。
 「被ばく牛は原発事故の生き証人。処分すれば証拠は消え、事故はなかったことにされる」」と指摘した。
 つづけて社説は、「経済活動としての意味を失っても、放射能汚染の検証に役立てようとした吉沢さんの判断は正しかったようだ。1年後、約20頭の体に白い斑点が出た。水素爆発の解き放出されたセシュームが体内から検出された。原発に近い大熊町の牧場でも50頭近い牛のうち10頭にはんてんがでている。
 長い畜産生活で初めて見る。この異常が被ばくと関係があると考え、農林水産省に調査を求めたが「原因不明」。今も国立大の研究チームが牛の血液を採取したり、首輪に付けた計器で放射線量を測定したりしているが、吉沢さんには解明に消極的だとも映る。
 「いつまで生かしておくんだ」と同業者の非難めいた声も聞こえてくる。
吉沢さんには言いたくなる気持ちが分かるのだという。
 原発事故は牛を殺処分したものと、しなかったものと、命を救う仲間をも分断してしまったのだ。
 被災地の内外で原爆事故の記憶の風化が進む。被ばく牛は復興の邪魔者ではない。事実を見つめよと、人間たちに問いかけ生き物たちの省庁ではないか。」と指摘した。
 最後に社説は、「子どもたちの間では甲状腺がんが増えているが、県の調査班は放射能の影響を否定するばかりだ。原発のちりは広い範囲に降った。原因の究明は進むのか。将来への不安を声にも出せずに苦しんでいる子供は各地にいる。
 放射能汚染が生命にもたらす影響はまともに調査されているとはいえない。そんな状況で原発再稼働は進んでいる。逆戻りさせてはならない。起きた事実と向き合うのは将来の世代に対する大人たちの責任である。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「5年前の原発事故直後、畜産農家の吉沢正巳さん(61)は放射延被ばくした320頭の黒毛和牛を殺処分するよう政府から求められた」とのこと、
 吉沢さんは「悩んだ末に、生かすことを選んだ。」とのこと、
 その理由は、「「被ばく牛は原発事故の生き証人。処分すれば証拠は消え、事故はなかったことにされる」
 経済動物としての意味を失っても、放射能汚染の検証に役立てようとした吉沢さんの判断は正しかったようだ。」とのこと、
 「1年後約20頭の体に白い斑点がでた。」とのこと、等等を知ることができた。
 家畜だからその被ばくを、飼い主が確認できるが、無数の野生の動植物は、確認や保護のしようがない。
 社説の「被災地の内外で原発事故の記憶の風化が進む。被ばく牛は復興の邪魔ものではない。事実を見つめよと、人間たちに問いかける生き物たちの象徴ではないか」との指摘、
 「起きた事実と向き合うのは将来の世代に対する大人たちの責任である」との指摘、等はまったくその通りだと思った。
 それにしても、いまだに福島の原発事故について、東電や政府.自治体や学者など、誰も責任を負う人々が出ないというのは、理不尽の極みである。
 いま本当に、無責任の輩に、まず原発事業から撤退して欲しいと思っている。
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by sasakitosio | 2016-03-05 15:06 | 東京新聞を読んで | Trackback