憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

インド原発リスク

3月3日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。
 筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「昨年12月、日印原子力協定の「原則合意」が発表された。安倍政権・経済産業省・財界の思惑は透けて見える。
 すでの英米仏露や豪州などインドと原子力協定を結んでいる。日本のインド進出も許されるはず。西側の主要原発メーカーは日本のご三家(日立、東芝、三菱重工)と提携しているか、その支配下にある。日本製鋼所は原子炉格納容器で約80%の世界シェアを占める。50基以上の原発新設を計画中のインドで儲けない手はないというわけだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「だが、最終合意に至らないのには重大な理由がある。
 インドの原発管理は問題山積だ。
 3.11以前の日本のように原発規制当局は官僚機構に従属し、ウラン鉱山周辺の住民の健康被害や胎児性患者は無視され、反原発運動は容赦なく弾圧される。水俣、ボパール(1984年の大規模産業災害)、福島と同じ構造がここにもある。
 巨大企業と強権政治が辺境の住民に耐え難い環境汚染を押し付けるのだ。汚職のまん延、民族・カースト間のあつれきを多く抱える政治風土も懸念材料だ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「さらに、インドは対中国戦略で水爆を開発中とみられている。原発や核燃料は輸入に頼り、国産ウランは核武装に充てるという方針で、広大な軍事研究施設を極秘裏に建設中だ。
 われわれはインドの核武装強化に手を貸すことになるのか。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「昨年12月、日印原子力協定の「原則合意」が発表された。」ことは記憶にあるが、「最終合意に至らないのには重大な理由がある」ことは初めて知った。
 筆者の「巨大企業と強権政治が辺境の住民に耐えがたい環境汚染を押し付けるのだ。」との指摘、
 「汚職のまん延、民族・カースト間のあつれきを多く抱える政治風土も懸念材料だ」との指摘、
 「インドは対中国戦略で水爆を開発中とみられている。」との指摘、等等を知った。
 インドへは、ガンジーの足跡を訪ねデリー・ニューデリーを二回歩き、ベナレスを歩きヒンズー教とガンジスの沐浴、ガンジスの対岸を歩き、ブッタガヤを訪ねインドの仏教の過去と今日を感じてきた。
 混沌になかに、大きな未来を感じ、限りない親近感を感じてきた。
 インド国民の賢明な選択を祈りたい。
 
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by sasakitosio | 2016-03-05 07:14 | 東京新聞を読んで | Trackback