ひな人形の教訓
2016年 03月 04日
今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「保守派が「ジェンダーフリー教育」を激しく中傷していた時期がある。
2002年から03年にかけてのころだ。彼らがいうには「男らしさ、女らしさを否定するジェンダーフリー教育は、桃の節句の人形も、端午の節句の鯉のぼりも排斥しろといっている」。
調べてみると「ひな人形と鯉のぼり」は文部科学省の委嘱事業として発行された薄い冊子に載っていた事例だった。男女差を強調する教育への疑問が過剰で、的外れな反発を招いたらしい。」と切り出した。
つづけて筆者は、「そんな騒動の中、評論家の樋口恵子さんがテレビで語っていた話が忘れられない。
ひな人形が私は好きと樋口さんはおっしゃった。
最上段のお内裏様は男女が対等に並び、二段目は働く女性、三段目は音楽を奏でる少年、成人男性の大臣はその下。男女平等かつ民主的で大変よろしい。いわれれば、たしかに!
今日、立派なひな人形は家庭から消え、全国の古い町々に結集。この時期には「町屋のひなめぐり」などの形で公開される。娘たちが独立し、古い人形をもてあました家庭から寄贈された結果だろう。
背景にあるのは住宅事情に加えて少子化、過疎化の波。5月になると川面にはためく鯉のぼりの集団も同じ構図だ。」と指摘した。
最後に筆者は、「時代が変われば行事も変わる。桃の節句は女の子の人権を考える日にしたらどうだろう。3月8日の国際女性デーとセットで。」として締めくくった。
読んで、勉強になり、刺激も受けた。
評論家の樋口恵子さんが、
「最上段のお内裏様は男女が対等に並び、
二段目は働く女性、
三段目は音楽奏でる少年、
成人男性の大臣はその下。
男女平等かつ民主的でたいへんよろしい」といったとのこと、ひな壇の評価として、なるほどと思った。
また、「この時期には「町屋のひな巡り」などの形で公開される」ことも、
「5月になると川面にはためく鯉のぼりの集団」も同じ構図だとの指摘も納得。
背景にあるのは住宅事情に加えて少子化の波、についてもそうだなあと、納得。
ただ、自分的には、鯉のぼりが団地のベランダから、横に出た竿から、横になびいているのよりも、大きな川面で団体で大きくたなびいている姿が、かえって川を遡上する鯉の姿を思い出させて、自然でいいとは思っていた。