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by sasakitosio

原発強制起訴 検証の重要な機会だ

 3月1日付朝日新聞社説に、東京電力幹部への原発強制起訴の事が載った。今日はこの社説を学習することにした。
 まず社説は、「甚大な被害をもたらした福島第一原発事故の責任が、司法の場で問われることになった。
 東京電力の勝俣恒久元会長ら当時の幹部3人がきのう、業務上過失致傷罪で強制起訴された。事前の津波対策を怠り、原発周辺の入院患者を死亡させたなどと起訴状は指摘している。
 あの事故を「想定外」で片付け、誰の責任も問わないままでいいのか。東電は利益優先で原発の安全対策を怠ったのではないかーーーーー。
 そうした市民の疑念を反映した強制捜査である。と巨大事故は、さまざまな要因が複雑に絡み合って起きる。絞られた争点で元幹部ら個人の過失責任を「法と証拠」に照らして闘う法廷は、全容解明の場としては、おのずと限界がある。
 それでも、元幹部が事故前にどんな情報を得ていて、どんな判断をしたかは、これまで十分に明らかになっていない重要なパーツだ。
 原発を抱える電力会社の組織の在り方や企業風土にも光りを当て、教訓がくみ取れる裁判になることを期待する。」と切り出した。
 続けて筆者は、「この事故では告発を受けた東京地検が「今回のような規模の津波は予見できなかった」と不起訴にしたが、11人の市民からなる検察審査会が2度にわたって「起訴相当」と議決した。
 12年東電が公表した事故報告書は、事前の津波想定とその対応、事故時の情報の扱いなど、組織全体にかかる問題ほど抽象的記述で、責任や教訓があいまいなままだ。
 国会の事故調査委員会(事故調)は「事故の根源的な原因は震災以前に求められる」と指摘した。だが、東電の事前対応に関してはいまも、不明な部分が多い。
 最大15.7メートルの津波が襲うとの試算を手にしながら、何故十分な備えをしなかったのか。
 どんな判断が働いたのか。
 政府の事故調は約770人から聞き取りをし、これまでに同意が得られた約200人分の調査を公表したが、東電関係者はわずか20人ほどにとどまる。
 裁判が大きな空白を少しでも埋めるものになってほしい。」と指摘した。
 最後に社説は、「同時に、事故調の役割もあらためて考えたい。いずれの事故調も1年ほどで活動を終え、検証は不十分のままだ。
 再発防止を目的に関係組織の問題にまで切り込むのが事故調の本来の役割のはずだ。そうした仕組みや機能をもっと充実させるべきだ。
 放射性物質をまき散らした原子炉は水で冷やし続けなければならず、汚染水が生じている。
 今も約10万人が故郷から非難している。事故は今も続いている。二度と繰り返さない教訓を引き出す努力がもっと必要だ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「元幹部が事故前にどんな情報を得ていて、どんな判断をしたかは、これまで十分にないっていない重要なパーツだ。
 原発を抱える電力会社の組織の在り方や企業風土にも光を当て、教訓がくみ取れる裁判になることを期待する」との指摘は、その通りだ。
 「国会の事故調査委員会(事故調)は「事故の原因は震災以前に求められる」としてきした。だが、東電の事前対応に関しては、今も不明な部分が多い。」とのこと、
 「政府の事故調は約770人から聞き取りをし、これまでに同意が得られた約200人分の調書を公表したが、東電関係者はわずか20人ほどにとどまる。
 裁判が大きな空白を少しでも埋める者になってほしい。」とのこと、等等は、指摘の通りだ。
 今も約10万人の人々が故郷から非難しており、事故は今も続いている絶望的な現状を考えると、裁判で、「この空白部分」が何とか明らかになり、二度と繰り返さない教訓が出ることを、期待したい。
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by sasakitosio | 2016-03-03 14:09 | 朝日新聞を読んで | Trackback