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by sasakitosio

英国とEU 残留は欧州安定のため

 2月23日付東京新聞社説に、EUと英国との合意に関わることが載った。
 今日はこの社説を学習することにした。
 まず社説は、「欧州連合(EU)は英国が残留条件に求めていた移民対策などの改革案で合意し、EU離脱の是非を問う英国民投票が6月に実施される。欧州の結束と安定のため、ぜひにも踏みとどまってほしい。
 合意した改革案は、移民への社会福祉を制限し、子どもが母国にいる移民への子ども手当は母国の物価水準に合わせて支給することを認めた。
 金融政策に英国など非ユーロ諸国が不当を表明できるとしたが、拒否権は認めなかった。
 移民を送り出している東欧諸国は改革案に難色を示したが、最後は英国残留優先でまとまった。
 英国はEU加盟ながら、ユーロにも、出入国審査を免除し合うシュンゲン協定にも加わらず、一定の距離を置いてきた。」と切り出した。
 つづけて社説は、「EUの東方拡大(2004年)後、新加盟国ポーランドなどからの移民が増加し、雇用不安がたかまった。
 ユーロ危機対応に巻き込まれたことやEUの規制への不満も根強く、昨年5月の総選挙でキャメロン首相は、EU離脱の是非を問う国民投票実施を公約に掲げて勝利した。
 EU残留を訴える首相に対し、閣内からも異論が続出、ロンドン市長も離脱を支持し、世論は割れている。離脱すれば、英国からの輸出品に関税がかかる。英ポンドの大幅下落の予測もある。
 EUの存在意義は経済面だけではない。二度の世界大戦を経験した欧州は、戦後70年を経た今も、平和と安定を保っている。EUが共通外国・安全保障を掲げ、戦火を繰り返さない努力を続けてきたからこそであろう。12年にはノーベル平和賞を受賞し、国際的な評価も受けた。」と指摘した。
 最後に社説は、「首脳会議や閣僚会議を通じ、加盟国間の意思疎通ができていることも強みだ。アジアなど他地域の先例ともなる。多国間の枠組みともいえる。
 イラン核開発制限合意を始めとする外交でも、英国は独仏とともに欧州を代表し、存在感を発揮してきた。英国を欠いては、EUの力は大きくそがれる。
 EU加盟に伴い国の主権の一部を放棄することに、不満はくすぶり続けるだろう。
 しかし、欧州のみならず国際社会の安定に果たす役割の大きさを、誇りとともに思い起こしてほしい。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「「EU離脱の是非を問う英国民投票が6月に実施される」とのこと、
 「英国はEU加盟国ながら、ユーロにも、出入国審査を免除し合うシュンゲン協定にも加わらず、一定の距離を置いていた」とのこと、
 「EU域内の貿易は無関税だが、離脱すれば、英国からの輸出品に関税がかかる。英ポンドの大幅下落予測もある」とのこと、
 「イラン核開発制限合意をはじめとする外交でも、英国は独仏とともに欧州を代表し、存在感を発揮してきた。英国を除いては、EUの力は大きくそがれる。」とのこと、等等を知った。
 外国ひとり歩きで、かってロンドン市内を歩き回ったことがある。いろいろの国の中で「ロンドンのタクシー」が一番よかった。運転手が、紳士然としていたことを思いだした。
 「首脳会談や閣僚会議を通じ、加盟国間の意思疎通ができていることは、アジアなど他地域への先例ともなる、多国間の枠組みとも言える」との社説の指摘はその通りで、英国には、なんとしてもEU残留してほしいと思った。
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by sasakitosio | 2016-02-28 12:23 | 東京新聞を読んで | Trackback