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by sasakitosio

ネットの巨人 独自発信

 2月24日付朝日新聞朝刊6面に、「経済新話」という欄がある。ニュースビジネス[1]
 今日はこの記事を学習することにした。
 まず記事は、「大阪地検特捜部の元主任検事、前田恒彦が書く場に選んだのは、ヤフーだった。
 押収資料改竄事件で証拠隠滅罪の実刑判決を受けて服役、
 出所後の2013年に「新聞を読まないスマートフォン世代」を意識し、主にネットメディアで言論活動を始めた。そして15年12月、自らの逮捕に至る詳細をヤフーの有料連載で開始。自身の心理描写や実名で登場する検事のやりとりが生々しい。
 雑誌の「独占手記」でもおかしくない内容だが前田は「読み手に直接発信」「素早い上、世界中からアクセス可能」などの利点からヤフーを得たんだ。
 ヤフーの有料記事では「異例の速さで読者が増えている」と担当者。
 ヤフーは新聞社などから1日4千本の記事配信を受け、うち公共性と社会的関心を軸に選んだ80~100本をトピックス(ヤフトピ)に載せる。
 中日新聞やNHKなど大手マスコミ出身者がいる編集部には、記事を選り抜く眼力はあるが、自分たちで書くわけではない。」と切り出した
 続けて記事は、「「僕たちはいままで新聞配達でした」。
 社長の宮坂学(48)は笑う。
 「でも徐々に中身に入って行こう、と。いまは編集の業務委託をするぐらいまできたかな」
 その一例が前田ら約500人の執筆陣による12年創設の「ヤフーニュース個人(オピニオンン・解説欄)」だ。
 「発見と言論が社会の課題を解決する」が旗印。
 名古屋大学大学院准教授の内田良が運動会での巨大組体操の危険性を訴えた一連の記事は、行政を動かし、まさに“課題解決型”ジャーナリズムとなった。
 月刊130億ページビューあるヤフーニュースのトップに乗ると「そのインパクトは、ものすごい」と内田は言う。
 同欄担当者の内田聡(28)は、スマホで長文を読む層が飛躍的に増えたと感じた。
 「深みのある記事や解説を求める需要があり、既存メディアの配信では応えきれていない。では我々が提供しようと考えた」。
 書き手を探すと学界に少なからずいた。それを既存のメディアが発掘していなかったのだ。」と教えてくれる。
 さらに記事は、「もともと宮坂は新聞記者志望だった。「僕はニュースに思い入れがあるんです」。
同志社大時代、本田勝一や沢木幸太郎に熱中し、朝日、毎日両新聞社受け、雑誌「エスクァイア日本版」を出していたユー・ピー・ユーへ。コンピューターで編集するDTPを経験し、ヤフーに転じた。
 今、こう洞察する。
「ニュース業界って(技術によって大変革)するテクノロジードリブンだと思う」。
 情報伝達手段が劇的に変われば、ニュースも変わる。
 その一つが「ヤフーニュース個人」だ。さらにヤフー編集部が企画し、外部のジャーナリストに深堀記事を書いてもらう「特集」も15年から始めた。
 独自記事の出版化や課金化も検討中。宮坂は「いずれヤフー発のピュリツアー賞を」と言って笑う。
 「総合月刊誌がはたしてきた役割を誰が果たすのか。
立花隆さんのような重鎮を、ネットはまだ育てていない」とも。
 ヤフーの格を挙げて大物にも書いてもらうほか、新人も育てたい。
 ページビューに応じて支払う原稿料も、読み応えのあるものには支払方法を変える。約4千億円の売上高のおよそ半分が営業利益という収益力の高さゆえ、「ニュース全体で収支が合えば良い」と余裕だ。」と教えてくれる。
 最後に記事は、「背景には、新興ニュースアプリとの競争がある。膨大なニュースを使い勝手よく見せる「スマートニュース」「グノシー」といったライバルが台頭。ニールセンの14年の調査によるとヤフーは苦戦気味だ。
 報道機関の配信記事だけでは、新興勢力と差別化できない。だったら独自のモノを、と考えた。
 ネット界の巨人ヤフーに変身を迫ったのは、新興勢力が駆使する武器「アルゴリズム」だった。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「ヤフーは新聞社などから1日4千本の記事配信を受け、うち公共性と社会的関心を軸に選んだ80-100本をトピックス(ヤフトピ)に載せる」とのこと、
 「約5百人の執筆陣による12年開設の「ヤフーニュース個人(オピニオン・解説欄)」があるとのこと、
「約4千億の売上高のおよそ半分が営業利益という収益力の高さ」とのこと、等を知った。
 ネット業界の巨人の変心がどのような進化を遂げるのか、楽しみだ。
 また、情報伝達手段の劇的に変化した今日、限りなく情報の「出し手」と「受け手」の一体化・相互化が進まざるを得ないような気がした。
 
 
 
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by sasakitosio | 2016-02-28 10:21 | 朝日新聞を読んで | Trackback