憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

性急な権限拡大を憂う 自衛隊制服組

 2月23日付東京新聞社説に、防衛省内での統合幕僚監部の動きが載った。
 今日はこの社説を学習することした。
 まず社説は、「防衛省内で自衛官を中心とする統合幕僚監部が権限の大幅移譲を求めている、という。
 かって防衛省・自衛隊には1954年の発足から昨年まで採用されていた仕組みがあった。「文官優位(統制)」である。
 防衛相が各自衛隊を監督する各幕僚長に指示を出す際、官房長、局長ら「背広組」と呼ばれる内部部局の官僚が防衛相を補佐する規定だ。
 自衛隊発足当初は旧軍出身者が多く、文官優位の規定は、政治が軍事に優先する「文民統制(シビリアンコントロール)」の重要な手段と位置づけられていた。
 この文官優位の規定を変えたのが、安倍政権による防衛省設置法改正である。
 この改正で各幕僚長らは官房長らと対等な立場で防衛相を補佐することになった。制服組の悲願であった文官優位既定撤廃の影響なのだろう。
 統合幕僚監部が(統幕)がこれまで内局の運用企画局が担っていた「統合防衛及び警備に関する基本計画」策定に関する権限を、同局の廃止に伴って統幕に移譲するような内局に求めている、という。」と切り出した。
 つづけて社説は、「有事に備えて、軍事専門的な見地から計画を策定することは必要だろうが、自衛隊は世界有数の防衛力を持つ実力組織だ。軍事的合理性だけではない、抑制的な対応も同時に求められている。
 特に、今後の計画には、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法や、昨年4月に再改正された日米防衛力の指針(ガイドライン)の内容が反映される。
 内局を排して軍事専門家である統幕だけで計画を策定することになれば、実力組織がいよいよ独走し始めたかと、国民に受け取られても仕方あるまい。
 自衛隊はこれまで国民に高い信頼を得てきた。内閣府による2015年1月世論調査では、国民の9割以上が自衛隊に「良い印象を持っている」と答えている。」と指摘した。
 最後に社説は、「これは一朝一夕で得られる数字ではない。旧軍の暴走で国民を破滅的な戦争へと導いた反省から、戦後は憲法9条の下、専守防衛に徹し、抑制的な防衛力整備に努めてきた結果である。
 討幕への権限移譲が直ちに文民統制を脅かすことにならないのだろうが、実力組織が急いで権限拡大すれば、国民の誤解を招き、信頼を傷つけることになりかねない。慎重な対応が必要だ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「かって防衛省・自衛隊に1954年発足から昨年まで採用されていた仕組みがあった。「文官優位(統制)」である」とのこと、
 「この文官優位の規定を変えたのは安倍内閣による防衛省設置法の改正である」とのこと、 等を知った。
 社説指摘のように「自衛隊はこれまで国民に高い信頼を得てきた」かもしれない。が、その信頼は、主に災害救助での組織的献身的な活動にあったのではないか。
 だが、自衛隊の主たる任務は「戦闘行為」である。  
 しかし、幸いにして、戦後70年余日本を侵略する国は、一国もなかったので、自衛隊は世界有数の「実力組織」だが、その戦闘能力を試す機会は、一回もなかった。
 そして、歴代内閣が「専守防衛」の方針を取っていたため、「外国での戦闘行為」の実績も何もなかった。
 その意味で、自衛隊の今日までの国民の信頼を活かすのであれば、自衛隊の任務を「国内外災害救助隊」に改編した方がいいのではないか、と思った。
 また、根本的には、違憲の安保関連法の廃止しかないのでないか。「戦争法を使わせない・廃止を求める2・27千葉県集会」に参加し、佐高信さんの話を聞いて、あらためて、戦争法廃止の必要性を強く感じた。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/22927796
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2016-02-28 07:30 | 東京新聞を読んで | Trackback