憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

米大統領の懸念

 2月26日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家・元外務省主任分析官の佐藤優氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「安倍晋三首相は、5月の大型連休中にロシア南部のソチ市を訪れ、プーチン大統領と会談する調整を進めている。これに対して、米国のオバマ大統領が懸念を表明しているとの情報が、最近組織的に流布されている。
 北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて9日、日米電話首脳会談が行われたが、その際、オバマ大統領から安倍首相に、「なぜ伊勢サミットの前に訪露する必要があるのか。ロシアに間違えたメッセージを伝えてしまうのではないか」などと言ってけん制をかけてきたという。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「これに対して、安倍首相は訪露の意志を覆さなかったので、最後、オバマ大統領は「アベが日本の国益のために行くというのならそれでいいだろう」と言って電話を切ったという。
 これをオバマ大統領による「了解」と受け止めるか「捨てせりふで、強い不快感の表明」と解釈するかについて、外務省内で見方が分かれているようだ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「日本にとって、米国は唯一の同盟国である。しかし、それだからと言って日本外交が米国の政策に完全に従属する必要はない。日露は引っ越すことのできない隣国である。中東危機をめぐるエネルギー問題、北朝鮮による核開発、弾道ミサイル発射をめぐる問題、北方領土問題について、首脳レベルでの対話を行うことが日本の国益に貢献する。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「オバマ発言、「アベが日本の国益のために行くというならばそれでいいだろう」を、「了解」と受け止めるか、「捨てせりふで、強い不快感の表明」と解釈するかで、外務省で見方が分かれているようだ」とのことは初めて知った。
 「了解」か「不快感の表明」かは、オバマ大統領の「会話のトーン、会話時の動さ、表情」を見た人でないと、先ず正確にはわからない話だ。
 また、元は、オバマ大統領と安倍首相の人間としての信頼関係がどの程度のものかによっても違うのではないだろうか。安倍首相の「戦後レジュームからの脱却」が、靖国神社参拝や、東京裁判の否定につながるようでは、オバマ大統領と安倍首相は「心の友」とは成り得ないとおもうが?
 また、筆者の「日本外交が米国の政策に完全に従属する必要はない」との指摘はその通りだが、今までが今までだから、アメリカに逆らって、独自の道をゆく準備と心構えと覚悟が、「外務省・政府」・そして国民、に出来ているかどうかが、一番の国益問題のような気がするが?
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by sasakitosio | 2016-02-27 07:10 | 東京新聞を読んで | Trackback