憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

熟慮せず決断 危うい

 2月19日付東京新聞朝刊一面に、「「戦える国」に変質 言わねばならないこと」という欄がある。
 発言者は、精神科医で作詞家・きたやま おさむさんだ。きょうはこの発言者に学ぶことにした。
 まず記事は、「特定秘密保護法や安全保障関連法の成立をめぐるあわただしさを見ていると、安倍政権はぱっと決断しないと物事が解決しないという強迫観念を抱いているように感じる。
 潔さを尊ぶ日本の精神を表すかのようだが、どっちつかずのまま決断しない中途半端こそが大事だと強調したい。」と切り出した。
 続けて記事は、「私たちは戦後70年間、さまざまに評価の分かれる憲法9条の線上で、日本的平和を築いてきた。それを象徴する存在が自衛隊だ。「戦力」と位置づけなかったのは、私たちに戦争中の反省や罪悪感が記憶として残っているからだ。」と指摘した。
 つづけて記事は、湾岸戦争時には「金だけ出して何もしない」と他国に批判された。
 だが、日本は同じ立場を貫いてきた。そんなに「未熟な状態」なのか。弱いものほど外部の目で自分を評価する。共同体から外されても、内なる孤独に強くならないといけない。安倍晋三首相は今、国際的な脅威を訴え「大変だぞ、どうするんだ」という問いを突き付けてきている。問題は山積しているし、片付けていかなければならない。だが、良いアイデアが浮かぶまでには時間がかるし、一生懸命考えて答えが出ないこともある。
 熟考せず、決断ばかり優先すれば、その場の空気に流されかねない。東京電力福島第一原発事故にしても、何もなかったように他の原発は再稼働している。本当に正しいのか。国がとる態度は、国民一人一人の意思の総和であるべきだ。国の意思を優先させるような論理には反対だ。」という。
 最後に記事は「かって「戦争を知らない子供たち」という曲の作詞を手掛け「私に残っているのは涙をこらえて歌うことだけさ」と書いた。
 有事になれば「歌っている場合か」という声にかき消されるだろう。
 それでも、小さな声で歌い続けていたい。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「どっちつかずのまま決断しない中途半端こそが大事だと強調したい」との意見こと、
「私たちは戦後70年間、さまざまな評価が分かれる憲法9条の線上で、日本的な平和を築いてきた。」との指摘、
 「弱いものほど外部の目で自分を評価する。共同体から外されても、内なる孤独に強くならないといけない。」との指摘、
 「熟慮せず、決断ばかり優先すれば、その場の空気に流されかねない」との指摘、等々よく理解でき、十分納得できた。筆者の指摘や意見を、為政者にどうやって分からせるか、マスコミと選挙がいい薬なのだが。
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by sasakitosio | 2016-02-20 06:55 | 東京新聞を読んで | Trackback