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by sasakitosio

マイナス金利 国民生活にプラスか

 2月17日付東京新聞社説に、マイナス金利に関わる事が載った。今日は、この社説を学習することにした。
 まず社説は、「生活には功罪両面あるだろうが言葉の印象からマイナス面が大きそうーー。日銀が始めたマイナス金利政策に国民の多くが不安を感じている。
 日銀は独善的にならずに、もっと国民生活に目を向けよ。
 日銀の黒田東彦総裁は、たとえ話が巧い。むずかしい金融政策だから、わかりやすく説明しようと努力しているのだろう。
 「デフレという慢性疾患を完全に克服するためには薬を最後まで飲みきる必要がある」というのも、その一つ。
 一年ほど前の講演で、長期に及んだデフレから脱却するには追加の金融緩和が欠かせないことに理解を求めたものだ。
 ではマイナス金利についてはどうか。中身がわかりにくく、何より経済取引の常識を覆す政策である。
 漠然として不安を抱く国民が多いのは各種世論調査で明らかになっている。日銀はホームページにQ&Aも載せてはいるが、それでいいはずはない。」と指摘した。
 続けて社説は、「国会で黒田総裁は「預金金利がマイナスになることはおそらくない」と答弁した。
 確かに銀行同士の競争があるから表だってマイナスにはしないかもしれない。しかし、振り込みなどの手数料の値上げや口座維持費の新設といった預金者への負担転嫁があれば、すずめの涙ほどの利息をすぐに上回り、事実上のマイナス金利だ。
 低金利で運用難から生命保険料の引き上げもあり得る。預貯金や年金に頼る高齢者をはじめ国民への影響は幅広い。総裁はもっと真摯に説明すべきではないか。
 住宅ローンなどの貸出金利が下がったことはプラスだが、目先の動きだけで判断すべきではない。
マイナス金利を導入している海外では逆に住宅ローン金利を引き上げた金融機関もある。
 マイナス金利は、金融機関の利ざやを縮小させ、経営を圧迫する政策である。米格付け会社によれば、初年度に邦銀は本業のもうけが大手銀で約8%、地方銀は約16%も押し下げられるという。
 その結果、懸念されるのは、貸し倒れを恐れて中小・零細企業への貸し渋りが起こるなど最初に弱者へしわ寄せが及ぶことがある。」と指摘した。
 最後に社説は、「異次元緩和という「薬」は、量も種類も増えるばかりだ。もうじき3年になるが一体、いつまで飲み続けるのか。副作用で倒れる前に処方箋を変えるべきである。
 金融政策だけで物価を上げようというのがそもそもの間違いだ。
 賃金増や消費拡大を伴う正しい物価上昇を目指し、中間層を重視した政策に転換する必要がある。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。そして、考えるヒントを得た。
 まず、「マイナス金利」という言葉が、極めて矛盾に見ているような気がした。
 生まれてこの方、戦後70年余を生きて来て、金利・利息とは、稼いだお金を節約して貯めて、郵便局や銀行に預けると、プラスになって返ってきていた。その利息が法律で制限され、過払い利息として、返還されてきた。テレビのコマーシャルを出して、宣伝までしている「弁護士法人」まである。日本史を勉強していた中でも、「棄捐令」は記憶にあるが、マイナス金利は聴いたことがなかった。
 これでは、国民に「お金を貯めるな」ということなのだろうか?
 しかし、国民的には老後の暮らし、子ども養育、等どうしても日々の暮らしの中からコツコツお金を貯めなければ、安心できないと思うのだが?
 ただこれは、預貯金に税金をかける前兆なのだろうか?
 また、「金融政策だけで物価を上げようというのがそもそも間違いだ」との社説の指摘が、的中している気がして来た。結果、慢性疾患は治ったが、患者は死んでしまった、などということにならないように、政府・日銀にお願いしたい。
 
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by sasakitosio | 2016-02-19 06:18 | 東京新聞を読んで | Trackback