憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

長期金利低下 マイナスに潜む不安

 2月10日付朝日新聞社説に、「マイナスに潜む不安」の見出しで、長期金利低下の事が載った。
 今日は、この社説を学習することにした。
 まず社説は、「これは良いニュースか、悪いニュースか。多くの人がそれさえ理解できないまま、おぼろげな不安だけ感じたのではないか。
 長期金利の指標となっている10年物国債がきのうの市場で初めてマイナスになった。
 本来なら正常な取引でマイナス金利はあり得ない。お金を貸したものが借りる者に金利を払うくらいなら、自分でお金を抱えている方が減らないだけましだからだ。
 にもかかわらずこんな異常な金利が生じたのは、先月29日の日本銀行が発表した「マイナス金利政策」の影響である。」と切り出した。
 続けて社説は、「日銀の黒田東彦総裁は、これまで実施してきた大規模な量的緩和政策にマイナス金利政策を加えることで「これまでの中央銀行の歴史の中で、おそらく最も強力な枠組み」になると強調した。
 その狙いは或る意味で想定以上に効果を発揮した。もともと歴史的低金利水準にあった住宅ローン金利は一段と下がった。わずかばかりの定期預金金利もさらに圧縮された。金融機関は利回りの魅力が乏しいファンド商品の発売を取りやめた。
 だが、こうした動きが日本経済を好転させるのかといえば、むしろ逆ではないか。」と指摘した。
 続けて社説は、「貸出金利が一段と下がったとしても、国内需要が盛り上がりを欠く中で、企業が急に投資意欲を増すとは考えにくい。銀行が預金金利をゼロに近づけ、さらにマイナス金利にしたとしても、先行きへの不安が解消しないのに急に消費に走るわけでもなかろう。
 マイナス金利政策で先行するスイスやスウエーデンなどでも景気浮揚効果はほとんどなかった。むしろタンス預金の増加や銀行の収益悪化といった副作用のほうが心配されている。
 強力な金融緩和が経済を押し上げるというアベノミクス路線に乗って走り出した黒田日銀の異次元緩和も開始からまもなく3年になる。円安と株高をもたらしたものの、経済成長率や物価は横ばいで目立った効果はうかがえなかった。その手詰まり感からマイナス金利政策にも手を広げることになった。」と指摘した。
 最後に社説は、「昨日の日経平均株価は900円超下げ、円は一時1年3か月ぶりに円高ドル安の1ドル=114円台前半をつけた。これまでの緩和策への反応とは逆である。これは日銀にとっても想定外の異常事態ではないのか。
 このままでは超金融緩和を続けないと回らない経済へと、はまっていきかねない。出口はますます遠のくばかりだ。早急に政策の見直しが必要だ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「マイナス金融政策で先行するスイスやスウエーデンなどでも景気浮揚効果はほとんどなかった。むしろタンス預金の増加や銀行の収益悪化といった副作用の方が心配されている」とのこと、を初めて知った。
 そして、タンス預金の増加は、庶民の一人として、分かりやすい結果だった。
 また「強力な金融緩和が経済を押し上げるというアベノミクス路線にのって走り出した黒田日銀の異次元緩和も開始からまもなく3年になる。円安と株高はもたらしたものの、経済成長や物価はほぼ横ばいで目立った効果はうかがえなかった。」との指摘も、納得し理解出来た。
 また、冷静に現実を見れば、経済の主人公は「産業」であり、金融ではないのに、あたかも「金融」が主人公のようなイメージを振りまいてきた「アベノミクス」のデマがはっきりしただけではないのか。
 今の政府から出てくる政策が、現在の金持ちによる、現在の金もちがより金持ちになる、現在の金持ちのため政策の域を出られないことに、問題があるような気もしている。国民総体が豊かになる政策はないものだろうか?
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by sasakitosio | 2016-02-11 07:08 | 朝日新聞を読んで | Trackback