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by sasakitosio

選んで非正規

 2月8日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、看護師・宮子あずさ氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「非正規雇用の問題で気になるのが「選んで非正規になっている人については、働き方の多様性として認めるべきだ」との決まり文句。どこまで積極的に選んでいるのか。そこが肝心だ。
 例えば、夜勤を避けるために非正規を選ぶ看護師はどうか。「夜勤免除なら正規を選ぶ」という人は多い。
 「協力者がいないから」やむなく非正規にになる人もいる。こうした選択が「選んで非正規」と言われていないか。常勤で働く現実的な選択肢がないのに、選んだとされては。
 問題から逃げている。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「私自身、非正規の看護師として働き、7年がたった。自分は明らかに、「選んで非正規」だと思う。正規雇用の道は開かれている。選ばないのは私の都合。正規並みの日数働くとしても、非正規のままがいい。
 業務以外を求められない気楽さが、非正規の良さである。休みの希望は優先的にとれ、時間外の研修など義務的な自己啓発も、基本的に免除されている。 
 空いた時間を存分に使い、学ぶべきことは自分で決めたい。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「日本の正規雇用は、業務の総和ではない。基本は、「金を出すから何でもやれ」。業務以外の負担が大きい。「同一労働同一賃金」と言う時、業務以外の明文化されない拘束は、どう斟酌されるのか。労働と業務の定義を明確に。正規雇用の働き方も、見直されて欲しい。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「「夜勤免除なら正規を選ぶ」という人、「協力者がいないから」やむなく非正規になる人、こうした選択が「選んで非正規」と言われていないか」、との筆者の指摘は、鋭いと思った。確かに、これらの例は、選んでというよりは、選ばざるを得ないので「非正規」という別の範疇のようだ。
 そしてまた、「日本の正規雇用は、業務の総和ではない。基本は、「金を出すから何でもやれ」。業務以外の負担が大きい。」という筆者の指摘も、言われればそうだなと思った。その点から考えると、日本での「同一労働同一賃金」というのは、どのように考えたらいいのだろうか。改めて考えさせられた。
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by sasakitosio | 2016-02-10 06:23 | 東京新聞を読んで | Trackback