憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

児童扶養手当の増額 社会に出るまで支援を

 2月4日付朝日新聞朝刊17面に、「記者有論」という欄がある。筆者は、文化くらし報道部・伊藤舞虹氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。
 深刻化する「子どもの貧困」の解消へ、政府がようやく重い腰を上げた。昨年4月に、官民が連携して子どもの貧困を解消を目指す「子どもの未来応援国民運動」を創設。昨年末には具体的な政策をひとまとめにして、新年度予算案に盛り込んだ。
 その目玉は、所得の低いひとり親世帯に支給される児童扶養手当の増額だ。
 子どもが二人以上いる世帯が対象で、今年8月分から2人目以降への支給額を最大で「倍増」する。
 倍増というと大幅に増える印象はあるが、もとが極端に少ない。一人目には最大で4万2千円が支給されるのに、2人目は月5千円、3人目以降は月3千円づつ。
 「月末になると、おかずを買う余裕がない」
 「子どもが多いほど、働く時間を削らざるを得ない」。
 増額を求める当事者たちは、こう訴えてきた。
 日々の生活をぎりぎりの水準でつないでいる様子が目に浮かぶ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「児童扶養手当の増額は2人目が36年ぶり、3人目以降が22年ぶりのこと。
 長年据置かれていた手当の増額に踏み切ったことは評価したい。
 だが、まだまだ足りない。増額幅は所得に応じて決まり、例えば子供が2人の世帯で2人目の支給額が倍の1万円になるのは年収171万7千円未満に限られる。増えるのは一日当たり170円に満たず、食べ盛りの子どもを養うには心もとない。
 子どもの貧困はかってないほど深刻になっている。
18歳未満の貧困の割合は、2012年に過去最悪の16.3%になり、親が一人の場合に限ると5割を超えた。
 政府が打ち出した対策では、「貧困の連鎖を」を断ち切るには不十分だ。
 高校を卒業し、大学や専修学校などへ現役で進学する割合は7割だが、一人親世帯では4割にとどまる。
貧困家庭で育った子どもが社会にでて貧困から抜け出すには、教育の機会を十分に保障することが重要だ。
 それなのに現状では、児童扶養手当の支給は高校卒業と同時に打ち切られる。」と指摘した。
 最後に筆者は、「母子家庭で育った慶応大学4年の内山田のぞみさん(22)はまるで「ひとり親の子どもは大学にいくな。働け」といわれているように感じた」と明かす。高校時代に進学資金をためるためにアルバイトをしていたが、他の受験生が机に向かう間も働かなければならなかった。今は子どもたちのへの学習支援に関わっているが、「うちはお金がない」と進学の夢を持てない子が多いという。
 内山田さんは「意欲があっても挑戦すらできないことが、一番の問題だ。」と強く訴えてきた。全くその通りだと思う。子どもたちが生い立ちによって将来の選択肢を狭めざるを得ないとしたら、こどもの貧困問題はいつになっても解消しない。せめて社会に出るまでの間は、手当てを支給し続けるべきだ。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 児童扶養手当は現在、「一人目には最大月4万2千円が支給され、2人目は月5千円、3人目以降は月3千円ずつ」とのこと、
 今年度予算で増額されるのは、「所得に応じて決まり、例えば2人の世帯で2人目の支給額が倍の1万円になるのは年収171万7千円未満に限られる」とのこと、
 現在では「児童扶養手当の支給は高校卒業と同時に打ち切られる」とのこと、等等を知った。
 筆者は「子どもが生い立ちによって将来の選択肢を狭めざるを得ないとしたら、子どもの貧困問題はいつになっても解消しない。」との指摘は、うなづける。
 そして、子どもは「人類の宝」、その宝を磨くのは「大人の責任」、「将来への投資」と考えて、所得制限なしに「ベーシング・インカム」として手当を支給することを考えなければならないと思った。高所得者からは税金で負担を多くしてもらえばいいのではないかと思っている。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/22865814
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2016-02-10 06:16 | 朝日新聞を読んで | Trackback