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by sasakitosio

ドイツ寛容の力(下) 新ドイツ人生まれる

 2月4日の社説に「ドイツの寛容力」という欄がある。
 今日は、この社説に学ぶことにした。
 まず社説は、「バルト海に面した旧東ドイツの港町ロストク。中世の商業都市が独立を守るために結束したハンザ同盟時代からのレンガ造りの建物とは、対照的な騒乱があった。
 若者が続々と火炎瓶を投げつける先にあるのは、ベトナム人移民の住宅街。取り囲む群衆から歓声が上がる。
 ドイツ統一の二年後、1992年に実際に起きた。外国人襲撃を再現した映画「ロストクの長い夜」のハイライトシーンだ。」と切り出した。
 続けて社説は、「監督したブルハン・クルバニさん(35)=写真=はアフガニスタン難民の子。政治活動に熱心なおじと祖父が逮捕され、両親は79年西ドイツへ亡命した。
 西ドイツで生まれ育ったが、外国人差別を感じ続けた。しかし、映画を製作した原動力は悔しさではなく「記憶を義務付けるドイツの文化」だと思っている。
 「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)に対して責任がある、歴史を忘れてはけない、という(ドイツ人の)気持ちを、いつも感じてきた。学校で学んだことだ」。
 両親の出自には関係なく、戦後ドイツの精神をしっかりと受け継いでいる。
 「ドイツに定着した外国人の子や孫の世代は文化を担っている。医師、弁護士、政治家になっている人もいる。移民社会になったという社会合意がある」という。
 西ドイツの高度経済成長期に受け入れたトルコの労働者は家族呼び寄せて定住。ドイツ人の嫌がる単純労働を担い、仲間内で固まって住んだ。メルケル首相は「多文化社会は失敗した」と嘆いた。」と教えてくれる。
 最後に社説は「しかし、ドイツは学んだ。2005年施行の移民法で移住や独国籍を望む外国人にドイツ語習得を義務付け、技術者就労を促した。
 戦後、移民、難民として入国し定住した人は家族を合せ、全人口の5分の1、千6百万人に上るとの試算もある。
 「金髪、青い目」のドイツ人とともに、さまざまな皮膚の色、目の色をした人々が共生している。人類の未来の一部でもあるだろう。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 社説で、「ドイツ統一後の2年後、1992年に実際に起きた、外国人襲撃を再現した映画「ロストクの長い夜」というのがある」とのこと。
 「この映画を監督したブルハン・クルバニ(35)はアフガニスタン難民の子で、西ドイツで生まれ育ったが外国人差別を感じ続けた」とのこと。
 「映画を制作した原動力は、悔しさではなく、「記憶を義務付けるドイツの文化」だと思っている」とのこと。
 「ドイツに定着した外国人の子や孫の世代は文化を担っている。医師や弁護士、政治家になっている人もいる。移民社会になったという社会合意がある」とのこと。
 「戦後、移民、難民として入国し定住した人は家族を合せ、全人口の5分の1、1600万人に上る、との試算もある」とのこと。
 等を初めて知って、世界は広いと思った。
 確かに、今年の正月ベルリンのホテルの前の大通りに、畳二枚ほどの写真の看板を見て驚いた。忘れるなという大文字と、アイヒマンの裁判の写真とアイヒマンが住んでいた近くのアパートの写真が真新しいままで掲示してあるではないか!!ベルリン在住35年の日本人ガイド曰く「ラッキーでしたね!!」
 忍耐も寛容も70年も持ち続けると、新しい文化の担い手、新しいドイツ人が、生まれるらしい。われわれ日本人は、ドイツの今日を、人類の未来の一部として、真似ることができるだろうか。
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by sasakitosio | 2016-02-08 07:02 | 東京新聞を読んで | Trackback