憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

マイナス金利

 2月4日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「2000年前後に日銀はデフレ克服のためゼロ金利や量的緩和の非伝統的金融政策を取り始めた。米国や欧州の中央銀行も後を追ったが、これは中銀の役割の転換につながった。
 従来その役割は物価安定や金融危機対応に限定されていた。株価や為替相場は権限外でもあった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「今や中銀は自己破壊衝動(バブルやデフレ)に突き動かされる市場経済を基盤で維持する重責を担わされ、何でもありの状況だ。既に量的緩和は財政ファイナンス(国際引く受け)と化し、金融政策と財政は一体化している。
 円安と株高という黒田日銀の「成功」が、日銀執行部を政治任用した安倍政権を支えるという構図だ。
だが、日銀は人口減少とグローバル化という内憂外患には無力だ。
 実際、インフレ期待で消費や投資を喚起するというもくろみは完全に失敗。円安と株高で輸出増と消費増は生じなかった。
 年初来の株価乱高下はマイナス金利でも沈静化できない。さらに、マイナス金利にも民間銀行の現金保有コストによる下限があり、無限に引き下げられない。」と指摘した。
 最後に筆者は、「この先はどうか。金融抑圧(資本・金利・銀行規制)を強めつつ、年金基金と示し合わせて株価維持操作を行ったり、ヘリコプター・マネーいう究極の手段もある。
 途中で市場と国民の信頼を使い果たすかも知れない。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 日銀のゼロ金利政策や量的緩和策で「中銀の役割転転換があった。従来その役割は物価安定や金融危機対応に限定されていた。」こと、 
「今や中銀は自己破壊衝動(バブルやデフレ)に突き動かされれる市場経済を基盤で維持する重責を負わされ、何でもアリの状況だ。」と教えてくれる。
 また筆者は、「年初来の株価乱高下はマイナス金利でも沈静化できない。」とのこと、
 「マイナス金利にも民間銀行の現金保有コストによる下限があり、無限には引き下げられない。」とのこと、等等も教えてくれる。
 そして、筆者の「途中で市場と国民の信頼を使い果たすかもしれない」との指摘が現実になる社会は、どのような社会経済状態で、その回復過程はどのようなものなのだろうか。見たくはないが、知りたくなった。
 さらに、お金に利息が付くことを当然と思ってきたが、マイナス金利という言葉を聞いて、お金に「利息」と「税金」があってもいいのではないか、という気がした。
 資産としての不動産に「地代」というプラスと、「固定資産税」というマイナスがあるように。
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by sasakitosio | 2016-02-06 07:26 | 東京新聞を読んで | Trackback