憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

戦争酔いのフランス

 2月2日付東京新聞朝刊11面に、「メディア観望」という欄がある。筆者は、編集委員・土屋修氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「2015年11月にパリで起きた同時多発テロ事件後、フランスは「戦争」に突入した。
 事件男3日後、オランド大統領は「われわれは戦争状態にある」と宣言し、シリア空爆を強化した。だが、戦争の相手は国家ではない。イスラム国という「テロリスト集団」だ。
 イスラム国には、戦闘機も防空システムも存在しない。反撃するには別の方法を考えるしかない。
 西側への憎しみを煽り、自爆テロを行う戦闘員を育てることだ。
 フランスのメディアは、自爆テロを「カミカゼ」と呼んだ。組織に身を捧げ、自分から命を捨てる「狂気」が、戦時中の大日本帝国と共通しているからだ。
 これまで「テロとの戦い」が事態を悪化させてきたことは、湾岸戦争やイラク戦争を見れば明らかだ。」と切り出した。
 続けて筆者は、「フランスの月刊誌「ル・モンド・ディプロマティーク」4月号の「テロリズムを終わらせるために」という記事は、西洋と中東との関係が悪化した背景に十字軍や植民地主義、イスラエル建国、米国の侵略戦争などがあると指摘。
 さらに12月号の「戦争酔い」という記事では、フランスなどによる軍事介入で崩壊したリビアが今や「武器庫」と化し、イスラム過激派によるテロを誘発していると論じた。
 同紙によれば、テロリストが信奉する過激思想は、サウジアラビアのワッハーブ派によって醸成されている。同国は武器産業の巨大市場なので、西側諸国は黙認するしかない。本当の敵を見過ごし、見当違いの空爆を続け、テロリストを増大させているというわけだ。こうした冷静な分析記事は、フランスでは同紙以外にはみられない。」と教えてくれる。
  さらに筆者は、「テロ事件後、フランス政府は非常事態を宣言し、令状なし捜索、集会の禁止とともに報道規制を実施した。12月にパリで国連気象変動会議(COP21)が開催されたが、市民による街頭行動は一切報道されなかった。テレビは空母からシリアへと飛び立つ戦闘機とイスラム教徒への家宅捜索の映像を流し続け、視聴者に「戦争酔い」と「イスラムフォビア(イスラム嫌い)」をまき散らした。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「非常事態宣言ほど政権にとって都合の良いものはない。
 「テロとの戦い」を口実に、国家への奉仕を国民に強いることができるからだ。
 立憲主義は否定され、反対者には「非国民」「テロリスト」のレッテルが張られる。パリのテロ事件を契機に、安倍政権は緊急事態条項を盛り込む憲法改正に取り組もうとしている。
 広がる「戦争酔い」に、言論で立ち向かうディプロ紙報道の意義は大きい。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
 フランスの月刊誌「ル・モンド・ディプロマティーク」4月号の「テロリズムを終わらせるために」という記事は、西洋と中東との関係悪が悪化した背景には十字軍や植民地主義、イスラエル建国、米国の侵略戦争などがあると指摘。」していること、
 さらに筆者は、12月号の「戦争酔い」という記事では、フランスなどによる軍事介入で崩壊したリビアが今や「武器庫」と化し、イスラム過激派によるテロを誘発していると論じた。」とのこと、
 「同紙によれば、テロリストが信奉する過激思想はは、サウジアラビアのワッハープによって醸成されている。同国は武器産業の巨大市場なので、西側諸国は沈黙するしかない。」とのこと、等の事を教えてくれた。
 また、「テロ事件後、フランス政府は非常事態宣言し、令状なし捜索、集会の禁止、とともに報道規制を実施した。」とのこと、
 「パリのテロ事件を契機に、安倍政権は緊急事態条項を盛り込む憲法改正に取り込もうとしている。」とのことを教えてくれた。
 確かに、「戦争酔い」が今日本でも拡大している兆候が見られる。柏駅前にある「大画面のテレビ」に、自衛隊員の募集の画像が繰り返し流されているのを見て、これも「戦争酔い」の一つかも知れない、と思った。
 
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by sasakitosio | 2016-02-05 06:49 | 東京新聞を読んで | Trackback