憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

拝啓、ミスター人民元 市場と対話してますか

 1月28日付朝日新聞社説下に、「ザ・コラム」という欄がある。筆者は、編集委員・吉岡桂子氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「中国人民銀行 周小川総裁 新年好!祝生日快楽!
 とはいえ、29日迎える68歳の誕生日は心穏やかではないことでしょう。中央銀行である人民銀の総裁について、14年目。この間、中国の経済規模(ドル建て)は8倍近くに膨らみ、日本の2倍を超えました。
 その株式や為替相場の混乱が、世界に大きな影響を与えています。中国の景気の減速に加えて、当局が何を考えているのか予測不能で、透明性に欠ける政策運営に、市場参加者は不安を感じているのです・
 人民元が中国から逃げだしています。
 英語を操り、率直なあなたは、台頭する中国経済の顔として「ミスター人民元」、中国語なら「人民元先生」、と呼ばれた最初の総裁です。
 高成長の時代が終わり、先行きが心配される今こそ、政策の意図をきちんと説明してほしいと、筆をとりました。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「もちろん、中国の中央銀行は先進国と異なり、共産党や政府から独立して金融や為替政策の判断ができないことは周知です。
 さらに言えば、法律の運用さえ党が仕切る国です。
 人民銀総裁の党の序列は、最高指導部の7人には遠く及びません。にもかかわらず、あなたの言動に中国経済ウオッチャーが注目するのは、分かりやすい言葉で経済政策を説明力を期待してのこと。
 そして、ほかに広く海外に発信できる金融に通じた政策担当者がいないからです。
 米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)で2代前のトップを務めたグリーンスパン氏も著書で、「国際金融に精通しているうえ、他の情報源からは知ることのできない中国の実態を率直に話す」人物として高く評価していました。
 政治的「育ちの良さ」もお持ちです。機械工業相を務めた父親は、元国家主席の江沢民氏の若いころの上司でした。共産党幹部の子弟という意味では、現在のトップ習近平氏と同じ「紅二代」で、習氏の「腐敗退治」を指揮する 王岐山とも旧知の仲。
 経済通で人民銀総裁を兼務したこともある元首相の朱鎔基氏からは、市場の力を経済に生かす「改革派」として引き立てられました。
 精力を誇示するために政治家は髪を真っ黒に染めますが、白髪を隠さないのは自らをあくまでも金融を専門とする官僚を意識しているからでしょうか。
 それにしても、このところの対応は後手に回り過ぎています。
 昨夏の突然の人民元の切り下げについて副総裁が北京で説明したのは2日後。しかも、出席するメディアは限られました。いまだ、説明の場は設けられていません。
そもそも総裁の定例会見は、毎年3月一度きり。これに対して、日本は年8回、米国は四半期に一度、トップが会見します。記者を通じて、社会の関心のありかを知る場になるはずです。
 人民元先生、出番です。」と指摘した。
 最後に筆者は、「その任にあらずとおっしゃるでしょうか。政策を決め、時差なく語る権限は、最高指導部にしかない、と。
 まさに、それがいま、中国経済の最大の弱点であり、リスクなのです。党が支配する政治体制と徐々に進めてきた経済の自由化の矛盾を、市場が突いています。
 当局が市場の動きを探りながら臨機応変に経済を動かしていく能力に対して不安やと不信が広がっています。かじ取り次第では、実態以上に経済を損ねてしまいかねません。
 市場は有相無想です。気に食わない言論を弾圧するように、参加者を取り締まることは出来ません。
 人権派弁護士の腕に位置情報を知らせる探知機を埋め込んだ黒い時計はつけられても、人民元にはつけられません。
 習氏を筆頭に人民元の国際化を国家の威信をかけて進めていますね。経済の「開放」を成長と国際協調のてこにするのであれば、力だけで市場を制御できるとは思えません。異質なものと対話する力が求められます。
 昨夏以来、市場の混乱、いや反乱として現われいることは、経済にとどまらない中国の体制が直面する「壁」を暗示している気がします。
 まず、2月末に上海で開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議の機会に会見し、存分説明されることを期待しています。
 在上海見面(上海で会いましょう)!」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「中国の景気減速に加えて、当局が何を考えているのか予測不能で、、透明に欠ける政策運営に、市場参加者は不安を感じています。 人民元が中国から逃げ出しているのです」とのこと、
 「中国の中央銀行は先進国と異なり共産党や政府から独立して金融や為替政策の判断が出来ないことは周知」とのこと、
 「さらに言えば、法律の運用すら党が仕切る国です。人民銀総裁の党の序列は、最高指導部の7人には遠く及びません」とのこと、
 「精力を誇示するために中国の政治家は髪を真っ黒に染める」とのこと、
 「党が支配する政治体制と徐々に進めてきた経済の自由化の矛盾を市場が突いている」とのこと、
 「市場は有相無相です。気に食わない言論を弾圧するように、参加者を取り締まることは出来ません」とのこと、
 「人権派弁護士の腕に位置情報を知らせる探知機を埋め込んだ黒い時計はつかられても、人民元にはつけられません」とのこと、等等、中国の今を知ることができた。
 最後に、筆者は、「昨夏以来の混乱、いや反乱として現われているのは、経済にとどまらない中国の体制が直面する「壁」を暗示している気がします」と、中国の今の根本矛盾を、教えてくれた。
 今までは、先進国の支援と、先進国の模倣で事足りたが、いよいよ一党独裁資本主義の真価が、国の内外から問われるような気がした。 
 
 
 
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by sasakitosio | 2016-01-30 06:31 | 朝日新聞を読んで | Trackback