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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

18歳へのメッセージ

 1月27日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「フォトジャーナリズム誌「DAYS JAPAN」2月号が「2016年をどう生きるかーー26人の提言」というメッセージ特集を組んでいる。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「表紙には「特集 平和を叫び続けろ!」。ページを開くと、もっと単刀直入に「特集 安倍政権に命の舵は渡さない」
「文化と文明のせめぎ合いがこの数世紀、地球を引っ掻きまわしてきた。今その断末魔のような時」と書くのは歌手の加藤登紀子さん。
「まさかこういう時代が来るとは思いもよらなかった。この国が、他国や多民族に対して武力でものを言う時代になるとは!」と嘆くのはフォトジャーナリストの大石芳郎さん。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「この特集が秀逸なのは図らずも(図ったのか)夏の参院選に向けた18歳へのメッセージになっている点だ。
 「君たちが一票を巧みに投ずることによって、世の中、いや世界を変えることさえできる」と書く元沖縄知事大田昌秀さん。
 「若者よ自由であれ、賢くあれ、そして蛇のごとく疑い深うあれ、」と述べる映画監督の山田洋次さん。
 天文学者の海部宣男さんは「一番大事なことは、生物は、生きるのが仕事だということです。だから「生物」。一人一人が生きてゆく。それが仕事で、それが生物です」。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「改憲、辺野古、原発問題。ついくじけそうになる気持ちを立て直してくれる保存版にしたい一冊だ。」として締めくくった。
 読んで、面白く、為になった。
 メッセージの中身は、日本人全体へのメッセージでもあると思った。
 特に、山田洋次さんの「若者よ自由であれ、賢くあれ、そして蛇のごとく疑い深くあれ」とのことばは、若者を爺・婆に代えても、全く違和感はないと思った。 
by sasakitosio | 2016-01-28 06:06 | 東京新聞を読んで | Trackback