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by sasakitosio

感動の安売り

 1月24日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「自分の子どもがすでに大きくなったので、最近の学校でどんなことが起こっているのか、よく知らなかった。
 多くの学校では運動会の呼び物として巨大な組体操をするそうだ。事故も頻発し、大けがをする生徒が後を絶たない。
 小学校では10歳の子どもが「半分の成人式」と称し、それまでの成長過程を振り返り、親に感謝するイベントをするという。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「前者については当然、危険だから辞めるべきだという批判はある。
 後者についても、成育歴を人前で披瀝したくないような家庭環境の子どもを傷つけるとの批判がある。
 だが、文部科学省や教育委員会が指導するでもなく、親や教師が感動するという理由で、学校に定着しているようだ。
 学校が本当の教育の場なら、傷つく子供に配慮して、感動したい多数派が我慢すべきだろう。」と指摘した。
 最後に筆者は「先週書いた感謝と同じく、当節、感動も安っぽく使われ、本来の意味を失っている。今の大人たちは子どもの心身に傷を残してまで感動したいのか。大人たちが言う感動は自己中心主義であり、子どもをダシにした自己愛の追求である。
 学校行事に表われている感動の追及は、大人の幼稚化の象徴である。感動や感謝を安売りする風潮が、幼稚な自己中心主義者である安倍晋三首相を支持する気分とつながっているという話をいずれ詳しく書いてみたい。」として締めくくった。
 読んで、「感動や感謝を安売りする風潮が、幼稚な自己中心主義者である安倍晋三首相を支持する気分とつながっているという話」を、一日も早く読みたくなった。
 好奇心は孫を上回り、日々の感動を生きがいとしている自分は、多分「感動や感謝」を安売りならぬ「安買い」しているかもしれない。ただ、いまのところ、どうしても「安倍晋三首相を支持する気持」だけは、全く湧いてこない。
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by sasakitosio | 2016-01-27 06:46 | 東京新聞を読んで | Trackback