憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

内なる資本主義

 1月21日付東京新聞朝刊27面に、「「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「資本主義は、その本性を毎日のように見せつけている。
 グローバルには格差拡大や地球温暖化、眼前では非正規社員の使い捨てや弱小バス会社に人命軽視を事実上強制する競争圧力など、その力はあらがいがたい。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「歴史学の泰斗F・ブローデルの「物質文明・経済・資本主義」はこう説明する。
 慣行に従う小規模な市場から、
安く買って高く売る商人資本(ミクロ資本主義)が出現し、
政治権力と結びついた資本主義は秘儀に通じた者の特権的ゲームとして投機に乗り出す(ウォール街を見よ)。
 現代では利潤計算を社会の隅々にまで、人の心にまで浸透させようとする。
 こんな資本主義から、公正な市場制度を救い出そうとする議論が出てくるのも当然だ。
 情報とエネルギーの一極集中から分散へ、
 大量生産から地産地消へと転換を図る場合、地域の生業(里山)は昔の入会地とは異なり、幾重もの連携を外部と持つ必要がある。市場はその一つというわけだ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「だが、問題は生業が利潤追求へ内側から変質してしまう可能性だ。農作物のブランド化や富裕層向けの輸出が日本農業の再生策と喧伝されているが、利潤動機に直面して連携や協力や持続可能性はどう維持できるのか。
 明るい未来を語るだけでは足りない。
 資本主義の底辺で、どう社会防衛を図るかが問われている。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「資本主義は、その本性を毎日のように見せつけている。・・・・・その力は抗いがたい。」、
「現代では利潤計算を社会の隅々にまで、人の心にまで浸透させようとする。」、
「明るい未来を語るだけでは足りない。資本主義の底辺で、どう社会防衛を図るかが問われている。」、等の指摘や主張は、よく理解でき納得した。
 ギャンブルも,投機も、宝くじも、無くならない。みんな人間の欲が前提の存在だ。小欲が大欲を許してしまう。その結果、他人の人権まで侵す結果にまでなる。
 どうやったら、内なる欲をほどほどに抑えることができるか。宗教さえも、集金マシン化してしまっている現代。法制度で縛るしかないような気がする。
 それも、多数が是としたらの話だが。
 
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by sasakitosio | 2016-01-25 07:03 | 東京新聞を読んで | Trackback