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by sasakitosio

南シナ海埋め立て 国際問題化で中国を抑止を

 1月21日付朝日新聞朝刊15面に、「記者有論」という欄がある。筆者は、アメリカ総局・奥寺淳氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「南シナ海で、中国による人工島の造成が止まらない。習近平国家主席は「南シナ海を軍事化するつもりはない」と約束したが、「防衛的な施設」との名目で、人工島に滑走路や港などをつくり続けている。
 南シナ海には、中国にとって重要な「三角形」がある。
 海南島沖の西沙(パラセル)諸島、
 フィリピン西方のスカボロー礁、
 ボルネオ島北方の南沙(スプラトリー)諸島を結ぶ三角形だ。
 ここを手中に収めれば、広大な南シナ海を見渡すレーダー網はおろか、軍用機や艦船の足場も手に入る。
香田洋二・元自衛艦隊司令官は「海の支配を確立するための戦略要衝」と呼ぶ。」と、教えてくれる。
 つづけて筆者は、「中国は正月明けに、南沙諸島の人工島に3000メートル級の滑走路の完成を宣言した。民間機の試験飛行も終え、三角形の一点を押さえた。
 もう一つの点の西沙諸島は、2012年に行政区や軍の警備区を設定し、すでに滑走路も持っている。
 最後に一点のスカボロー礁も、12年から中国が実効支配している。ここでも埋め立てを進め、滑走路や港をつくれば、南シナ海に防空識別圏を設定して一帯を管理する能力を手に出来る。その時、軍事的にも地域のバランスは変わるだろう。米国をはじめとする国際社会の対応は遅すぎた。
 米政府は14年には中国の埋め立てを把握していたが、国際問題化させるなどの有効な手立てを打たなかった。
 米政府当局者によれば、米国防省は中国の領有権を認めないことを示すため、昨年6月に人工島から12カイリ(約22キロ)内に米艦船を派遣する「航行の自由作戦」をホワイトハウスに打診したが、オバマ政権は同年9月の習主席との首脳会談での話し合いに望みをつなぎ、作戦を止めた。
しかし、中国はまったく妥協せず、作戦の実行は会談後の10月下旬までずれ込んだ。
 国際法を守るべきとのオバマ氏の主張には、弁護士出身で、話せば分かると信じる誠実な人柄にじむ。しかし、オバマ政権を近くで見ていると、中国に足もとを見られていると感じる時がある。」と指摘した。
 最後に筆者は、「完成した人工島を壊すことは出来ない。国際社会がすべきことは、人工島の存在を常に国際問題化しておくことだ。日米豪、東南アジア諸国連合(ASEAN)、インドなどが結束し、監視しなければならない。
 周囲が敵だらけになるのを嫌がる中国にとって、近隣諸国の目は抑止力になる。
 オバマ大統領は2月、ASEAN10か国の首脳を米国に招き、南シナ海問題で結束を図る。
 日本はASEAN諸国への巡視船や通信設備の提供、情報共有でも協力できる。
 南シナ海は、石油、天然ガスなどを運ぶ死活的に重要なレーンだ。国際ルールが通じなくなるような事態はあってはならない。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「南シナ海には、中国とって重要な「三角形」がある」こと、
 「米国をはじめとする国際社会の対応は遅すぎた」こと、
 「米政府は14年には中国の埋め立てを把握していたが,国際問題化させるなどの有効な手立てを打たなかった」とのこと、
 「完成した人工島を壊すことは出来ない」こと、
 「周囲が敵だらけになるのを嫌がる中国にとって、近隣諸国の目は抑止になる」こと、等を知った。
 そして、筆者指摘のように「南シナ海は、石油、天然ガスなどを運ぶ死活的な重要なシーレーンだ」としたら、アメリカをしても武力を使えなかった「現実」を直視すれば、あくまでも平和的手段(外交・友好)で解決するしかないのではないか。
 思うに、帝国の指導者は、洋の東西を問わず、古今の歴史を問わず、みながみな強大な権力を「誇示・固持」するために強大な軍事力を持つようになってきた。そして、その強大になり過ぎた軍事力の経済的・社会的・政治的な重みで、帝国は滅んできた来た様な気がしている。
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by sasakitosio | 2016-01-23 10:44 | 朝日新聞を読んで | Trackback