憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

自衛官さえも不安

 1月19日付東京新聞1面に、「「戦える国」に変質 言わねばならないこと」という欄がある。
 筆者は、弁護士・高木太郎さんだ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 先ず筆者は、「「君死にたまふことなかれ」という自衛隊員向けのアピールを私たち、日本労働弁護団は発表した。安全保障関連法に基づく行動は違憲の可能性が高いことを伝えるものだ。
 安保法に基づく上官の命令は違法で、上官の命令に服することは憲法擁護義務違反になると考える。
 同法に基づく行動を取れば、専守防衛に徹することで日本に与えられてきた平和国家という最高のブランドをつぶしてしまう。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「安保法が成立する直前の昨年9月12日と15日に自衛官やその家族、恋人を対象とした緊急電話相談を実施した。相談者に共通していたのは不安の声だ。
 10代の自衛隊員を孫に持つ女性は「まさか海外の戦地に派遣されるようになるとは思わなかった。孫が入隊するのを反対しなかった自分の勉強不足を悔いている。孫の事が心配で眠れない」と話した。
 20代の隊員を恋人に持つ女性は「以前は私も安保法反対でデモに参加したが、彼から「政治的な活動にかかわっている恋人や家族がいると不穏分子だと言われて出世に差し支える。もしばれたら婚約破棄だ」といわれた」と電話口で泣いた。
 自衛官や家族の多くの本音は安保法に反対だと分かった。
 しかし、自衛官は自衛隊の中でそんな発言をできない。仕事を辞めざるをえなくなる可能性すらある。家族も周りに相談できる人はいない。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「それでも、自衛官が立ち上がれば、法廷論争に持ち込むことができる。私たちは「戦争に行かない、と言っていいんだよ」と呼びかけ続けることで、それに応える自衛隊員が現われはじめたら、明らかに状況はかわる。そこに一つの光があるのではないか。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 筆者は「安保法に基づく上官の命令は違法で、上官の命令に服することは憲法擁護義務違反になる」と考える、とのこと、
緊急電話相談では「相談者に共通していたのは不安の声だ。」とのこと、
 筆者には「自衛官や家族の多くの本音は安保法に反対だと分かった」とのこと、等を知ることができた。
 筆者は「それでも、自衛官が立ち上がれば、法廷闘争に持ち込むことができる」と期待する。
 筆者の法廷闘争での活躍を拝見したいが、その時の自衛官の立ち上がりを「個々の自衛官」に期待するのは、結構厳しいものがあるような気がする。自衛隊に労働組合がないから。
 自衛官にとって、命令に従うも「命懸け」、命令を拒否するのも「命懸け」の実に厳しい環境が、すぐ目の前に待っているような気がした。こぐ親しい友人の孫が、自衛官になっている。友人家族も、眠れない日々を過ごしているかもしれない。
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by sasakitosio | 2016-01-21 06:38 | 東京新聞を読んで | Trackback