憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

彼らが生まれた年

 1月6日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「11日は成人式の日。今年成人式を迎える人たちが1995年生まれである。95年は阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件で揺れた年で、この二つにすべての話題をさらわれた感があるけれど、この年はいろんな意味で曲がり角の年だった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「春の統一地方選で青島幸男東京都知事と横山ノック大阪府知事が誕生したのも、戦後初の自社連立政権下、村山談話が発表されたのも、慰安婦の救済を目的とした「アジア女性基金」が設立されたのも95年。
 労働市場の規制緩和が行われ、日経連が終身雇用を見直す「新時代の「日本型経営」と題する提言をまとめたのも95年。
 一方ウインドウズ95が発売されてインターネットが急速に普及しはじめたのも、秋葉原が家電の街からITの街に変貌したのも95年という。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「速水健朗[1995年](筑摩書房)は、携帯電話、インターネット、次世代ゲーム機、貿易自由化、価格自由化、規制緩和、雇用柔軟化などの事象をとらえて、95年にはじまったものが現在の礎になっている、と述べる。
 中野晃一「右傾化する日本政治」{岩波新書}は95年ごろから、組織的な歴史修正主義の動きが見られるようになったことに注目する。
 日本の政治経済が角を曲がってもう20年。だとしたら、そろそろ次の曲がり角が来てもいい頃だよね。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「ウインドウズ95」、「地下鉄サリン事件」、「村山談話」、「新時代の「日本型経営」」等、みんな20年前。自分がまだ働き盛りの50代の出来事であった。あらためて、筆者に教えてもらった。
 筆者の「日本の政治経済が角を曲がってもう20年。だとしたら、そろそろ次の曲がり角が来てもいい頃だよね」の、「新たな曲がり角」に来ているのかもしれない。先がなかなか見通せないが。
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by sasakitosio | 2016-01-07 07:00 | 東京新聞を読んで | Trackback