転向の理由
2016年 01月 04日
今日は、この筆者に学ぶことにした。
先ず筆者は、「従軍慰安婦問題に関する日韓合意に際し、「軍の関与」を認めて「お詫びと反省」を表明した日本政府。閣僚も含めて「軍の強制はなかった」式の見解をちらつかせてきた安倍政権にとっては大きな方針転換だろう。
途中で考え方を変えることを「一貫性がない」と批判する人もいるけれど、転換それ自体を一概に非難はできない。社会運動や啓蒙活動は「考え方を変えてほしい」と思ってやっているわけだから、変えること自体は罪ではないのだ。ただ、考え方をを変えた人に「なぜ変えたのか」を問う必要があるだろ。
①自らの過ちに気づいて心を入れ替えた。
②逆らえない相手に翻意や譲歩を命じられたので、しぶしぶ従った。
③本当は考えを変えたわけではないが、かえたふりをして、その場を乗り切ることにした。」と指摘した。
つづけて筆者は、「さて安倍政権はどれだろう。①であれば歓迎できるが、②(日韓両国に対して米国の指示があった?)、③(実利や支持率アップを狙った?)だとすると、当事者には許しがたいことだろう。」と分析してみせた。
最後に筆者は、「謝罪して、金も出すんだから、これ以上蒸し返すなよ」と言わんばかりの文言には「どっちが加害者なんだよ」との思いを禁じ得ない。日韓でも合意したからには、この判断に不満な国内世論も一喝してほしい。
「これ以上蒸し返すな」は外ではなく内に向かって言うべき言葉だ。」として締めくくった。
読んで面白かった。
転向の理由を筆者は3分類してみせた。
①自らの過ちに気づいて心を入れ替えた。
②逆らえない相手に翻意や譲歩を命じられたので、しぶしぶ従った。
③本当は考えを変えたわけでは、変えたふりをして、その場を乗り切ることにした。
実に分かりが良い。
さしづめ、この分類で行けば、韓国が②で、日本は③のような気がするが?
「「これ以上蒸し返すな」は外ではなく内に向かって言うべき言葉だ」との筆者の指摘は、大変いい指摘だと思った。