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by sasakitosio

反原発の社会運動

 12月24日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「世論調査を行えば脱原発派が推進派を圧倒するのに、現政権の原発再稼働・原発輸出政策に政治的にあらがうすべはないかのように見える。
 だが、司法の面では各種の民事訴訟(損害賠償請求や株主代表訴訟)が全国で起こされているだけでなく、東電旧経営陣の刑事責任についても検察不起訴処分をはねかえして検察審査会が強制起訴を議決した。大飯や高浜の原発運転差し止めの判決や決定も出た。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「反原発訴訟を引っ張る河合弘之弁護士の情報共有と協力要請の呼びかけに300名を超える弁護士が応じたという(「原発訴訟が社会を変える」)。
 沈黙する国民を「注視する公衆」へ、さらに物心両面で裁判闘争を支える支援者に変えていくのは社会運動の役割だ。
 反原発運動のもう一つのベクトルは「生業の論理」に求めることができる。近刊の猪瀬浩平氏「むらと原発」は、文化人類学の視線で1980年代の高知県旧窪川町の反原発闘争を透視する。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「伝統的な生活と生産の地域共同体はコモンズの定住する人々のイメージから離れて、多様な生活史を持つ魅力あふれる人物が外界の雑多な人々と交錯しつつ、保守派を取込んでいくしたたかな反原発運動を展開するさまを活写する。窪川町は決定的な村の分断を招くことなく原発問題を「揉み消す」ことに成功したという。」と教えてくれた。
 読んで勉強になった。
 「司法の面では各種の民事訴訟が全国で起こされている」し、
「東電旧経営陣の刑事責任についても検察の不起訴処分を跳ね返して検察審査会が強制起訴を議決した」し、
 「反原発を引っ張る河合弘之弁護士の情報共有と協力要請の呼びかけに300名を超える弁護士が応じた」し、脱原発派は結構頑張っていると思った。
 筆者は、「沈黙する国民を「注視する公衆」へ、さらに物心両面で裁判闘争を支える支援者に変えていくのは社会運動の役割だ」と指摘して、「窪川町は決定的なむらの分断を招くことなく原発問題を「揉み消す」ことに成功した」と教えてくれた。
 新潟県の旧西蒲原郡巻町も、住民投票して、東北電力の巻原発を「揉み消し」た。
 そのことは、自民党支持が圧倒的に強い農村地帯だが、住民投票の後、揉み消すことができたことは、今日の「できた後の脱原発」の難しさを見るにつけ、ふるさとの住民に心の底から感謝している。生まれて育った村へ、放射能の心配を全く心配しないで帰れることを、ものすごく幸せに思っている。
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by sasakitosio | 2015-12-25 18:25 | 東京新聞を読んで | Trackback