憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

東芝とエンロン

 12月17日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「東芝の不正会計問題で旧経営陣の刑事告発が論議され始めたという。手心を加えた会計監査法人にも制裁が加えられるはずだ。
 だが、何を裁くべきか。利益の虚偽記載で日本の企業や市場に疑念を生じさせたことだけが罪なのか。
 投資家や市場は「公共性」のごく一部を代表しているにすぎない。」と指摘した。
 つづけて筆者は、「米国エンロンの例を考えてみよう。同社は1990年代にパイプライン網の会社から規制緩和の時流に乗ってインフラ事業と取引仲介業の巨大企業へと変身を遂げた。
 たび重なる実業の失敗を隠すために活用されたのが証券化や時価会計や事業の簿外化といった法と金融トリックだ。不確実性にあふれる将来を無理やり「現在価値」に一次元化しようとしたのだ。
 エンロンの教訓は規則緩和の内実、つまり経営者の貪欲や傲慢や企業組織の病理と同時に虚業を生む市場原理の危うさを明らかにした点にある。」と指摘した。
 最後に筆者は、「先月末の東芝の発表によれば原発商売の先行きについて減損の必要はない、つまり十分に儲かるはずだという。
 ただし、今後15年間に、原発子会社が全世界に64基の原発を受注するという前提が設けられている。幹部自身があり得ないとするこの数字を達成して、本体の破綻を避けるためには、現政権の間発再稼働・原発輸出路線の先兵になるほかはないように思われる。」として締めくくった。
 読んで、大変勉強になった。
 筆者は、「エンロンの教訓は規制緩和の内実、つまり経営者の貪欲や傲慢や企業組織の病理と同時に虚業を生む市場原理の危うさを明らかにした点にある」と教えたくれた。
 その視点で、「先月末の発表によれば原発商売の先行きについて減損の必要はない、つまり十分に儲かるはずだという。
ただし、今後15年間に原発子会社が全世界で64基の原発を受注するという前提が設けられている。」との東芝の発表は、まさに虚業を元に市場の信頼を得ようとしているような気がしてならない。
 水素社会実現のパイオニアとして、しっかり成長してほしいと期待があるだけに、残念な気がしている。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/22679409
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-12-19 15:29 | 東京新聞を読んで | Trackback