憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

深部の憎悪と暴力

 12月10日付東京新聞29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「この一カ月の間に、パリや米国でテロが起きて波紋が広がっている。両事件とも「イスラム国」(IS)の思想的影響が指摘されている。だが、IS自体が欧米の中東介入の暴力の歴史を反転して模倣したものであり、テロの背景として欧米社会に巣くう差別や憎悪も考慮する必要がある。」と切り出した。
 つづけて筆者は、欧州への難民流入は、今年だけで200万人といわれる。その半分を引き受けるドイツでは、確立した福祉国家に大きな負担がかかり、国民の間に不安が広がっている。
 基本法(憲法)に明記された難民保護の理念を守ろうとするメルケル首相への反発から、反イスラム極右団体の通称「ペギータ」は、一年ほど前から月曜恒例のデモなどで活動を活発化させ、反移民の右翼政党AfDも支持を広げている(支持率は約10%)。
 進歩派の左翼政党(リンケ)支持者の4分の1が「ベギーダ」に親近感を持っているという。中流以上の人びとやその権益を守る既成政党への反感が政治的立場を超えて共有されているのだ。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「歴史の記憶、宗教や文化の相違、生活水準の格差によって社会が分断され、同時に差別する方とされる方の双方に憎悪が生まれている。
 日本も無縁ではいられない。ヘイトスピーチにはカウンターでも対抗するとしても、社会の深部から立ち上がる憎悪と暴力にはどう対処すべきか。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 筆者指摘の、「IS自体が欧米の中東介入の暴力の歴史を反転して模倣したもの」
 「テロの背景として欧米社会に巣くう差別や憎悪」、
「歴史の記憶、宗教や文化の相違、生活水準の格差によって社会が分断され、同時に差別する方とされる方の双方に憎悪が生まれる」、等の指摘は、理解出来た。
 として、あらためて、人間とは何かを考えさせられる。
  差別や憎悪を阻止するシステムをどうしたら構築できるのだろうか?
 今日の差別と憎悪とテロ・戦争の芽や連鎖を根絶する知恵はないのだろうか?
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by sasakitosio | 2015-12-12 07:13 | 東京新聞を読んで | Trackback