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by sasakitosio

奇々怪々「クルドの石油」

 12月6日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という」欄がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「「トルコは、過激派組織イスラム国の石油の密輸ルートを守るためにロシア軍機を攻撃した」
 ロシアのプーチン大統領がこうトルコを非難したが、これを裏付けるような話をロンドンの中東情報サイト「アルアラビィ」が11月26日に伝えていた。
 イスラム国は、イラクやシリアの支配地の油田の石油を密売し、テロ活動の資金源にしていると言われていたが、「アルアラビィ」はそのルートを次のように特定したとしている。
 まず支配地の油田では空爆を避けて夜間にくみ上げられ、70台から100台のタンクローリーで敵対するクルド人自治区を通りトルコとの国境に運ばれる。
 国境を前に石油は裏組織に引き渡され、簡単な精製がされる。これで原油は「石油製品」に生まれ変わり生産地を問われることなくトルコに搬入される。
 「石油製品」は シロピという町で「ファリド叔父さん」と呼ばれる仲買人を通じて複数の正規の商社に引き取られる。
 商社はクルド人自治区産の石油も扱っており、これにイスラム国の石油を混ぜ「クルド石油」としてトルコ南部の港メルスィンからタンカーで輸出されるという。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「要するに「資金洗浄」ならぬ「石油洗浄」が行われてイスラム国産の石油が大手を振って国際市場で取引されているわけだが、ロシアはこのイスラム国の資金源を断つためにこれまでにタンクローリー車525台を破壊したといわれる。
 それをトルコがなぜ守らなければならないかだが、ロシアの国際情報サイトNEOはトルコのエルドアン大統領の子息が経営するBMZという海運会社がこの石油の取引に深く関与していると暴露している。
 つまりプーチン大統領は、エルドアン大統領がその権益を守るためイスラム国の石油ルートを爆撃するロシア機を撃墜させたと暗に非難したともとれる。
 さらに「クルド石油」として洗浄された石油の多くがイスラエルに売られていると「アルアラビィ」は伝えている。
 仲買人の「ファリド叔父さん」は、イスラエルとギリシャの二重国籍者だというのであり得る話だ。
 さらに英国のフィナンシャル・タイムズは、イスラエルが「クルドの石油」の75%を輸入しているとも伝えている。」とも教えてくれる。
 最後に筆者は、「これが事実ならば、イスラエルはいわば天敵を潤しているわけだが、イスラエル国内では知ってか知らずか特に問題となっている様子もない。
 一方イスラム国の幹部も「我々は仲介人を通じて商社に販売を任せているだけで、イスラエルに売るのが目的ではない」と「アルアラビィ」に語っている。
 中東の話はやはり複雑怪奇だ。」として締めくくった。
 読んで、「アルアラビィ」にしても、「NEO」にしても、情報戦の先兵だとしても、なんとなくありそうなニュースを伝えている。「石油洗浄」の話や、「BMZ」のかかわりの話や、「クルド石油を」イスラエルがかっている話し、等々は分かりやすい話だ。 
英国のフィナンシャル・タイムスが、イスラエルの「クルド石油」輸入を伝えていることは、「クルド石油」のニュース全体の信ぴょう性を高めるような気がする。
 ただ、石油洗浄やエルドアン大統領の子息が経営する「BMZ」への疑惑は、トルコ側から晴らさなければ、「アルアラビィ」や「NEO」の報道が事実として歩き出すことになるのかもしれない、と思った。
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by sasakitosio | 2015-12-09 06:10 | 東京新聞を読んで | Trackback