憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ロシアとトルコ

 12月4日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、作家で元外務省主任分析官・佐藤優氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
まず筆者は、「国際秩序の構造を変化させかねない深刻な事件が起きた。トルコ政府は11月24日、ロシア軍機が領空を侵犯したため撃墜したと発表した。
 これに対し、ロシア軍機はトルコ領空を侵犯しておらず、シリア領空に越境してきたトルコ空軍機がロシアの戦闘爆撃機SU24を撃墜したと主張している。事実関係で、両国の主張が真っ向から対立しているということは、どちらかがうそをついているということだ。」と指摘した。
 つづけて筆者は、「ロシアは本気でコブシをあげている。事実関係がどうあろうと、裏で「イスラム国」(IS)とつながるトルコのエルドアン政権がロシアと北大西洋条約機構(NTO)の関係を袋小路に追いやるために、意識的に引き起こした謀略だというストーリーで外交ゲームを行うことを決めた。
 今回の撃墜事件が発生するまで、ロシアとトルコの関係は基本的には良好だった。なぜなら、トルコはNATOの一員でありながら、ウクライナ問題に関して対ロシア制裁による打撃を、ロシアはトルコとの関係拡大によって、埋め合わせようとしていた。」と指摘した。
 最後に筆者は、「しかし、その流れが今回のロシア軍機撃墜事件で完全に変わった。今後、ロシアでは19世紀の露土戦争の記憶を喚起する宣伝が展開され、緊張が一層強まると思う。」として締めくくった。
 読んで、これからのトルコとロシアの関係を見る視点を教えてもらった。
 ロシアが「「イスラム国」(IS)とつながるトルコのエルドアン政権がロシアと北大西洋条約機構(NATO)の関係を袋小路に追いやるために、意識的に引き起こした謀略だというストーリーで外交ゲーム」を行うことを決めた、との筆者の指摘、 
 「今後ロシアは19世紀の露土戦争の記憶を喚起する宣伝が展開され、緊張が一層強まるだろう」、との筆者の指摘、等等は、元外務省主席分析官の筆者の指摘としてこれからのニュースを見るときの参考になると、思った。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/22615938
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2015-12-05 19:43 | 東京新聞を読んで | Trackback