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by sasakitosio

社会関係の原型

 12月3日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日はこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「大学のゼミで次の問題を討論してみた。
 絶海の孤島で未知の人間と遭遇したが、言葉は通じない。どう対処すればいいか。
 学生の答えは暴力支配、偽装と甘言による操作、共感と協力の三通りに分かれた。期ぜずして社会関係の原型が浮かび上がった。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「コロンブスは新大陸を発見すると法的儀式にのっとって占有を宣言し、魂の救済のためと称して現地住民を奴隷にした。
 征服者たちは信仰と富への渇望にわれを忘れ、文明を徹底的に破壊した(グリーンプラット「驚異と占有」)。
 米国の中東介入でかっての神と黄金は西欧型民主制と原油利権へと姿を変えたが、占有の夢と破壊は変わらない。
 過激派組織「イスラム国」(IS)のテロと欧米の軍事侵攻は互いに相手を映し出す。」と指摘した。
 さらに筆者は、「甘言と操作の例には事欠かない。
「原発はクリーン」や、「一億総活躍」はできの悪い方だが、「非正規雇用は柔軟な働き方、残業代ゼロは成果主義に、解雇の金銭解決は会社に縛られないキャリアに資する」という主張はどうか。労働コスト削減が本音の見え据えた嘘だ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「共感と協力を求めても対話を拒否するテロ組織にはなすべがない。だが、自爆テロ研究の人類学者は「聖戦」の波及力は軍事的に抑制できないとシリア空爆にも強く警告している(S・アトラン「敵に話しかける」未訳)」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
「 絶海の孤島で未知の人間と遭遇したが、言葉は通じない。
 どう対処すればよいか。大学のゼミの討議での学生の答えは①暴力支配②偽装と甘言による操作③共感と協力の三とうりに分かれた」とのこと。筆者はそこに「社会関係の原型」が浮かび上がると、指摘する。
 そして、筆者は、①の例として「過激派組織「イスラム国」(IS)のテロと、欧米の軍事侵攻は互いに相手を映し出す」と教えてくれる。
 また筆者は③、の例として「共感と協力を求めても対話を拒否するテロ組織にはなすすべがない」とお手上げ状態だ。
 では、筆者には、ISとの対応に、④の社会関係の原型をお持ちなのだろうか、聞いてみたいなあと思った。
 また、私個人としては、徹底調査の結果、絶海の孤島だと思って上陸したら、未知の人間に遭遇したら、敬意を表して島を去る。つまり、調査をし直し、共感と協力を得られる情報を収集してから、再上陸したいと思った。
 
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by sasakitosio | 2015-12-05 06:55 | 東京新聞を読んで | Trackback