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by sasakitosio

私のコピーでは発展ない

 11月22日付東京新聞朝刊1面トップに、「知に挑む 2015年ノーベル賞」という欄がある。
 「1.人を育てる名人」というタイトルで、大村智さんの記事が載った。
 今日はこの記事を学習することにした。
 まず記事は、「「博士号を取ってみないか」。北里大元教授の高橋洋子(66)は、大村智(80)から声を掛けられた1981年のことを思い出す。
 高橋は当時32歳。北里研究所で大村チーム5人で発足したときからの研究員で、微生物の分離や培養を担当していた。仕事ぶりはみんなに認められていたが、高校卒業後、専門学校の夜間部終了という学歴しかなく、5歳と2歳の子を持つ母でもあった。
 「私に出来るかな」。1週間ほど悩んだ末「挑戦してみようと」と決断した。まず大卒の資格を得る必要があった。
 朝は午前4時に起き、ドイツ語や英語を勉強。子どもを保育園に送った後、研究所で働く日々を1年間続けた。大卒資格を得た後、新種の放線菌をテーマに論文を書き、北里大に提出。85年に博士号(保健学)を取得した。
 「大村先生は、学歴とか性別とか一切気にしない。チャンスを与え、やる気を引き出す方針のおかげで、今の私がある」と高橋は言う。
 決して大規模とはいえない大村研究室から、これまで約120人が博士号を取得し、31人の大学教授が生まれた。高橋もその一人だった。」と切り出した。
 つづけて記事は、「東京都立隅田工高の定時制教員から科学の道に入った大村は、人を育てる名人でもある。
 「こうせよ、ああせよと指示ばかりしては、私のコピーになってしまう。それでは発展はない。興味を持たせることが、指導者の役目だ」
 分かりやすく、その人に合ったテーマを与えることにも腐心した。こうしてスタッフの士気を高め、能力を最大限引き出す。大村研が発見した化学物質は約500種、うち26種が医薬品や農薬として使われている。有用物質探索には、採取、抽出、分析など多くの過程があり、チームワークが大事だ。数えきれないほどの成果は、大村の巧みな人材育成とチーム戦略から生まれた。」と教えてくれる。
 最後に記事は、「ノーベル授賞式が12月10日、ストックホルムである。北里大学特別栄誉教授の大村智さんが医学生理学賞、東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章さん(56)が物理学賞を受ける。晴れの舞台を前に、栄誉にいたる足跡をエピソードでつづる。(榊原智康担当します)」と次を予告して終わった。
 読んで、楽しかった。 
 「決して大規模とはいえない大村の研究室から、これまで約120人が博士号を取得し、31人の大学教授が生まれた」とのこと。
 「大村研が発見した化学物質は約5百種。そのうち26種が医薬品や農薬として使われている」とのこと。
 それらの数えきれないほどの成果は「大村の巧みな人材育成とチーム戦略から」生まれたと知った。
 ノーベル賞の受賞で、マスコミが取り上げてくれて、初めて大村智氏という、素晴らしい人間を知り、そして同じ時代同じ日本に生きていることが誇らしくうれしい。
 
 
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by sasakitosio | 2015-11-30 06:00 | 東京新聞を読んで | Trackback