憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

終わりの始まり

 11月26日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「一億総活躍などという宣伝文句を真面目に受け取る人はいない。5年後の名目GDP6百兆円、希望出生率1・8、介護離職ゼロの組み合わせとは、低成長、人口減少、破綻しつつある社会保障の現実を逆転しただけ。はかない願望でしかない三点セットだ。今や死語と化したアベノミクスの失敗を糊塗するだけでなく、どんなステップで実現するのかさえ説明できない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「これまで実際に効いたのは財政出動だけで、黒田日銀のインフレ目標はきつね火のように遠ざかり、デフレ脱却の効果はゼロだ。確かに円安と株高は生じたが、案に相違して輸出増や消費拡大に結び付かない。信じれば空を飛べると言い続けるピーターパン総裁は孤立を深める。
 成長戦略はどうか。成長のために消費の底上げが必要だから、最低賃金や介護離職や高齢者の貧困化も少し気にかけるというわけだが、消費不振の本質は低賃金、貧困、格差の広がりと非正規層や高齢者の将来不安であることに現政権は気が付かない。逆に、最近の派遣法改悪や残業代ゼロや解雇の金銭解決等の法案論議で、働く国民の不安と不満は確実に高まっているのだ。」と指摘した。
 最後に社説は、「日本人は「次々になりゆく」現実を追認しているだけとは思われない。過労死一歩手前まで追い詰められれば、勤労者は反撃せざるを得ない。」として締めくくった。
 読んで勉強になった。
 「低成長、人口減少、破綻しつつある社会保障の現実を逆転しただけ」の三点セットとの指摘、
 「消費不振は低賃金、貧困、格差の広がりと非正規層や貧困高齢者の将来不安である」との指摘、等等はよく分かった。
 筆者の「過労死一歩手前にまで追い詰められれば、勤労者は反撃せざるを得ない」との指摘は理解できる。が、反撃を正当化する「思想」や、反撃の「組織論・実戦論」、反撃が成功した後の「社会論・統治論・幸福論」等が、自分的にはなかなか見えてこないのが歯がゆい。
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by sasakitosio | 2015-11-27 06:05 | 東京新聞を読んで | Trackback