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by sasakitosio

隠される被曝

 11月24日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「富山市の「イタイイタイ病を語り継ぐ会」が主催した「イタイイタイ病とフクシマ」という集会に参加した。44年ほど前に「隠された公害」を書いたからだ。
 その本で朝鮮海峡に面している対馬での、イタイイタイ病をテーマにした。被害者であるはずの地元住民から、「ここには被害はありません」と取材を拒否されたあとのいきさつを書いた。幸いなことに内部告発があって、隠れた公害は一挙に解決した。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「富山のイタイイタイ病は、水俣と新潟の「水俣病」や四日市市の大気汚染とともに、四大公害病といわれていたが、その中でもっともはやく農民の運動がはじまった。
 神通川流域に住む年配の女性たちが、三井金属鉱山が流出したカドミウムを野菜や水から摂取して、腎臓と骨に異常をきたして無くなっていく事例は、明治期の末期から伝えられていた。しかし、旧厚生省が公害と認定したのは1968年になてからだ。
 最後に筆者は、「フクシマで被ばくした自衛隊、消防隊、警察、東京電力社員、、下請け労働者、派遣労働者、除染労働者、逃げ遅れた膨大な住民たち、この人たちの健康管理と補償がどれだけ、精密かつ手厚いものになるのか、それはこれからの市民運動のテーマでもある。ヒロシマ、ナガサキのほかにミナマタ、富山の教訓を生かさなければならない。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 富山のイタイイタイ病は、明治の末期から被害が伝えられていたが、旧厚生省が公害として認定したのは1968年になってからだった、とのことを初めて知った。
 フクシマで被曝した人たちの健康管理と補償がどれだけ、精密かつ手厚いものになるのか、それはこれからの市民運動のテーマである、との筆者の指摘は納得した。
 
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by sasakitosio | 2015-11-26 06:46 | 東京新聞を読んで | Trackback