憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ダブルスタンダード

 11月18日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「13日、パリ同時多発テロの衝撃が走る中、ネットの中心にひとつの疑問の声が広がった。
 「ベイルートの死者は追悼しなくていいの?」
 前日の12日、レバノンの首都ベイルートの郊外でも二件の自爆テロがあったのだ。死者43名、負傷者2百名以上。
 「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したのもパリと同じだった。」と切り出した。
  つづけて筆者は、「それなのに、この扱いの差!欧米のメディアではこうしたダブルスタンダードは以前からの傾向で、中東出身者には強い不満があったようだ。
 日本も同じ。13日の新聞では、ベイルートの件はたった十行ほど報じられただけである。
 東京では15日夜、東京タワー、スカイツリー、都庁舎などがフランス国旗の三色にライトアップされた。桝添要一東京都知事は「追悼と連帯のため」と述べた。
 一方、同じ15日、エジプトの首都カイロで開かれたIS関連の犠牲者を悼む式典では、フランス、レバノン、そして10月31日に旅客機が墜落した(ISの犯行とは特定できないが)ロシア国旗がピラミッドに映し出された。と教えてくれる。
 最後に筆者は、「西側のニュースには敏感に反応しても、中東の事情に疎い私たち。その鈍感さが間接的にテロを拡大させていないだろうか。善意のライトアップも私には「わが国はフランスのシリア爆撃を支持します」の喧伝に見える。
 読んで勉強になった。
 「西側のニュースには敏感に反応しても、中東の事情に疎い私たち」の筆者の指摘は、現実その通りだと思った。
 自分にとって、中東の中で起ったテロは「親子兄弟ゲンカ」のように感じ、パリでのテロは「犯罪」に感じるのは、なぜだろう。
 また、戦後は、アメリカの占領統治の時期があったためか、アメリカ・西欧を通して中東を見る「習慣」ができたのか?
 われわれは、憲法前文にあるように、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」との精神にのっとり、中東もアジアも西欧も同等視する「習慣」を身に付けなければならないのかもしれない。
 
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by sasakitosio | 2015-11-20 06:27 | 東京新聞を読んで | Trackback