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by sasakitosio

国産ジェット  新産業へ確かな離陸に

 11月12日付東京新聞社説に、「新産業へ確かな離陸に」との見出しで、MRJの初飛行の記事が載った。
 今日は、この社説に学ぶことにした。
 まず社説は、「三菱飛行機が開発中のMRJ(三菱リージョナルジェット)が、五度の延期を経て初飛行に成功した。航空機産業を日本に根付かせる道のりは長いが、この一歩を確かな前進としてほしい。
 国産飛行機が空を舞うのは、約半世紀前に開発されたプロペラ機「YS11」以来のこと。事業化が決定したのは2008年で、当初は11年に初飛行、13年に納入を開始する予定だったが、たび重なる設計変更を余儀なくされた。
 国内外から400機以上の発注を受けながら、今年6月のパリ国際航空ショーに現物が間に合わず、ライバルのブラジル・エンブラエル社の受注積み上げを横目に悔しさを味わった。」と切り出した。
 つづけて社説は、「MRJ初飛行にここまで時間がかかったのは「型式証明」という安全性の認定手続きの難しさだ。
 多数の人命を預かる航空機では、機体やエンジン、内装品まで、世界中のだれが見ても「安全」とわかるようにする必要がある。その項目は400にもわたる。
 問題は開発する三菱も、安全性を審査する国土交通省も、最新の航空機を認証した経験がなかったこと。
 YS11の時代は完成品をチェックしていたが、現在は設計段階からコンピューター解析で調べるなど様変わりしていた。
 初飛行は成功したが、まだ入り口にすぎない。今後、この型式証明の取得に向け、2千時間超の飛行試験で安全性を一つ一つ証明しなければならないからだ。
 「初の国産ジェット旅客機」をうたうMRJも、現段階では部品の多くを型式証明でも勝る海外メーカーに頼る。MRJがそれでも「国産」の名の下に完成機製造にこだわるのは、国内に部品メーカーを育てるきっかけとなるからだ。「自動車に次ぐ柱に」と市場の有望性にかかる期待が先ず大きい。
 部品の数も自動車に比べて桁違いに多い。そこに中小製造業を引き込むことで、新たな産業育成の可能性が広がってくる。
 巨額の投資と長い年月を費やした大事業、失敗は許されない。ただ、一度参入に成功すれば、後発国との過当競争にさらされにくい側面もある。その意味でも今回の成功を喜びたい。」と言っている。
 最後に社説は、「日本の挑戦は、17年に予定されるMRJ納入開始では終わらない。新産業を根付かせるには、関連業界全体で安全技術を高め人材を育成して、部品の国内製比率を高めることだ。それによって量産体制の基盤も強固となろう。」として締めくくった。
「 YS11]が飛んだ時も、うれしい気分になった。今回のMRJの初飛行も、日本人のひとりとして、うれしく思った。日本の大企業が海外に工場を持っていくことで、国内の雇用が減り、景気もなかなか上向かない今日、新たな産業が立ち上がることは、実に明るいニュースだ。ただ、企業が利潤追求にだけはしり、特に株式配当にだけはしり、従業員の賃金その他労働条件や、下請け子会社や、部品製造会社の工賃を切り下げるようなことの無いように願いたい。
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by sasakitosio | 2015-11-14 05:54 | 東京新聞を読んで | Trackback