憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

未来の物語

 11月10日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 先ず筆者は、「「子どもが死んでいくとき・・とてもおどろいた顔して横たわっているんです」 
 「未来物語」とサブタイトルにあるノーベル文学賞作家スペトラーナ・アレクシエービッチの「チェルノブイリの祈り」の1行である。ベラルーシの子供たちに「がんは死につながる」という認識はなかった。」と切り出した。 
つづけて筆者は、「ヒロシマ、ナガサキ、第5福竜丸、東海村JCO,そしてフクシマ。五度も極端な悲劇に見舞われながらも、日本人はまだ核の利用は安全だ、とする宣伝を信じようとしている。どうしたら六度目を拒否する行動が強まるのだろうか、とこのドキュメントを読みながら考えさせられた。
 過去の悲劇が未来にまちかまえる。それを回避する賢明さも決意もないまま、おなじ過ちをくりかえし、子どもたちが驚いた表情で死んでいく。それでいて誰も責任を取ることがない。
 もう日本では買い手がなくなった原発を、首相が率先して世界に売り歩く。ヨウ素剤と避難訓練のマニュアルを付録につけるのだろうか。」と指摘した。
 最後に筆者は、「被ばくしたベラルーシの人びとの、死に至る静謐な悲しみと苦悩に満ちた歴史を聞き歩きながら、著者のアレクシエービッチは、「人間の命の意味、私たちが地上に存在することの意味についても」聞いてみたかった,と書く。悲劇の記録は、福島で終わりにしたい。」として締めくくった。
 「チェルノブイリの祈り」の一行に、「子どもたちが死んでいくとき…とても驚いた顔をして横たわっているのです」とあるとのこと、
 著者のアレクシエービッチは、「人間の命の意味、私たちが地上に存在することの意味について」被ばくしたベラルーシの人びとに聞いてみたかったと、書いているとのこと。
 筆者は、このドキュメントを読みながら「どうしたら6度目を拒否する行動が強まるのだろうか」と考えさせられた、とのこと。
 読んで、勉強になった。
 人間には想像する力が備わっているはずだが、それが一番刺激されるのは、実際に被害に遭ってみることなのかもしれない。それまでは、多くの人は、自分だけは大丈夫と根拠のない楽観論に陥りるものだ。その方が楽だから。
 ここは、想像力が健全に働く人々、マスコミ等が、何と言われようと「危機」を言い続けるしかないのではないか。このままでは、必ず6度目の被曝の危機が訪れると。
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by sasakitosio | 2015-11-11 05:56 | 東京新聞を読んで | Trackback