憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

確実に自粛の空気

 11月6日付東京新聞1面に、「「戦える国」に変質 いわねばならないこと」という欄がある。今日の発言者は、女性史研究家・江刺昭子氏だ。今日の発言者に学ぶことにした。
 先ず発言者は、「戦時中に各地であった思想弾圧事件では、女性たちも摘発された。最大の言論弾圧「横浜事件」の少し前には、横浜で文学サークル「浪曼」の同人21人が摘発された。「文学を装った共産主義活動」とされたが、機関紙に小説や短歌を寄せていたのは、文学好きの普通の若者たち、女性も大勢いた。」と切り出した。
 つづけて発言者は、「女性解放史の研究で知られる井出文子(1920~99)は、1942年4月、東京・神田で羽仁五郎の世界文化史講座を聴講。受講生同士で語らいの場を持ったところ、約2年後、突然、自宅に踏み込んだ特高警察に治安維持法違反の疑いで拘束された。講座は今でいうカルチャーセンター。井出さんは「本当にどうってことはない会だったのよ」と語っていた。
 歴史を学んだり同人誌をつくったりするごく当たり前の営みが罪に問われる。
 昨年12月に施行された特定秘密保護法により、同じことがおこりうるのではないかと懸念している。」と指摘した。
 最後に発言者は、「安全保障関連法の前に、秘密保護法をつくった政府は巧妙だ。すでに、10年、20年前にはなかった自粛の空気が確実にあると感じる。地方自治体の講座なども無難な物ばかりになり、社会主義運動とか女性史とか私が取り組んできたテーマの講座は、企画すらされなくなっている。
 菅義偉官房長官が「子どもを産んで国に貢献してほしい」という趣旨の発言をしたのは,まさに戦時中の発想だ。個人より国家を優先する考え方。井手さんは「“私は”こう思いますよ」という話し方をした。
 私たちは政治に対し、自分で考えて判断する、という姿勢を持つことが大切だと思う。」として締めくくった。
 読んで、元気が出た。かろうじて「戦後」の記憶が体に残っている「世代」が、臆せず、自信を持って、前に出て「自由と民主主義と憲法擁護」の盾になる「覚悟」が必要な「時代」かもしれない、と思った。
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by sasakitosio | 2015-11-08 07:31 | 東京新聞を読んで | Trackback