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by sasakitosio

再稼働とブラック企業

 11月3日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。
 きょうはこの筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「松山市の城山公園で、「STOP伊方原発再稼働!11.1全国集会」が開かれたので参加した。
 わたしはまだ原発が姿を現すまえ、1970年代のはじめに、愛媛県伊方町でお会いした井田興之平さんのことを話した。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「旧地主であり、村長だった方で、80歳を超えて一人暮らしだった。二階建ての広壮なお宅は荒れ放題で畳は薄汚れて寒々としていた。井田さんは奥座敷の小さなこたつに端坐」していた。
 用地買収に反対していた井田さんの留守にやってきた四国電力の社員が「売却しなかったら、土地収用法で安くとられてしまう」と妻のキクノさんをだましてハンを突かせた。それを悔やんで彼女は命を絶った。
 「絶対安全と土地を取られ、命を奪われ、命を奪われないまでも、心に深い傷を受けたものは誰が償ってくれるのでありましょうか」
 わたしは伊方原発を「金権力発電所」と書いたが、それは伊方のことばかりではない。原発はウソと策略とで貧しい地域に侵攻してきた。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「9月の中間決算で、東京電力は3651億円の経常利益。原発が稼働していなくても各社とも黒字。
 「経営の安定のためには再稼働は必要だ」と東電社長。消費者のためでも日本経済のためでもない。会社の安定のために、人間の命と健康を犠牲にする。これってブラック企業でしょう。」として締めくくった。
 筆者の「原発はウソと崎略とで、貧しい地域に侵攻してきた」との指摘は、伊方では元村長をして「絶対安全と土地を取られ、命を奪われ、命を奪われないまでも、心に深い傷を受けたものは誰が償ってくれるのでありましょうか」との言葉で、当たっていることが分かる。
 そしてまた、9月の中間決算で、東京電力は3651億の経常利益だとのこと。事故から4年経った今も、東京電力は誠心誠意、責任をとったり、原発事故の補償をやってこなかった証拠ではないのか?
 
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by sasakitosio | 2015-11-06 05:45 | 東京新聞を読んで | Trackback