憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

司法と核と

11月4日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。
 今日は、この筆者に学ぶことにした。
 まず筆者は、「第二回城山三郎賞(主催=角川文化振興財団、選考委員=魚住昭・片山喜博・斎藤美奈子)の受賞作が決定した。
 今年の受賞作は瀬木比呂志「ニッポンの裁判」(講談社現代新書)。瀬木さんは東京地裁、最高裁などで30年以上の勤務経験を持つ元裁判官。
 昨年の話題に書「絶望の裁判所」(講談社現代新書)の著者でもあり、姉妹編の本書では、より詳細に裁判の恐るべき実態があぶりだされる。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「いわく<日本の最高裁判所は、その内容からすると、むしろ「最低裁判所」と評価する方がふさわしい判決さえ下している>。
 いわく<裁判官は、主張と証拠を総合して得た直観によって結論を決めている>のであり、判決の内容は<後付けの検証、説明にすぎない>。
 読者は「日本の裁判は中世並み」であると知って絶句すると同時に、私たち市民が関心を持たない限り健全な国家も育たないのだと強く認識するだろう(一票の不平等を思い出せ!)。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「一方、惜しくも僅差で受賞を逃したのが山本昭宏「核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ」(中公新書)。核の平和利用(原発)と軍事利用(原爆)をめぐる戦後70年を追った労作で、サブカルチャーを通して私たちがいかに核を「恐れつつ楽しんできたか」を思い知らされる。賞の当落とは別に、どちらもおすすめ。」として締めくくった。
 読んで納得。
 特に、<日本の最高裁判所は、その内容からすると、むしろ「最低裁判所」と評価する方がふさわしいような判決さえ下しているのである>くだりは、50年ぶりにスッキリした気分だ。
むかし憲法の本を読んで、「違憲立法審査権の放棄宣言」ともいうべき「統治行為論」を編み出した「最高裁判所」は、憲法の番人をやめて、政権の番犬になり下がった、とがっかりしたものだ。
 いまも、一票の格差をめぐる判決を見ていて、何故選挙無効の判決が出せないのだろう?三権分立が機能していないではないか?三権分立の知恵は、行政権力の独裁と暴走を防ぎ、そして革命という混乱を防ぐ知恵ではないのだろうか?
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by sasakitosio | 2015-11-05 06:09 | 東京新聞を読んで | Trackback