憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

採決そもそもなし

11月1日付東京新聞朝刊1面に、「「戦える国」に変質 いわねばならないこと」という欄がある。
 発言者は、東大名誉教授・醍醐 聰氏だ。  今日は、の記事に学ぶことにした。
 まず記事は、「安全保障関連法は9月17日に参院特別委員会で可決されたといわれるが、そもそも採決はなかったと考える。
 法律自体、違憲で民意から完全に外れているが議事進行も含め、二重の意味で恥ずかしいやり方だった。
 参院規則では、委員長は表決に入る時、どうゆう問題について表決するか宣告しないといけない。
 鴻池委員長の発言は、そばにいた速記係りすら、「聴取不能」と言っているのだから、席にいた委員に聞こえるわけがない。
 委員長には議員に囲まれていたので、何人起立したかも見えていなかった。与党議員も、何についての意思表示なのか分からず、佐藤正久筆頭理事のサインで立っただけ。正規の起立多数は存在していないと言うしかない。当然、参院本会議で成立もしていない。」と切り出した。
 つづけて記事は、「採決不存在の確認を求めて呼びかけた署名は、5日間で32000筆余集まった。多くの国民が、テレビ中継を見て「おかしい」と思っていたと実感した。
 参院が発表した議事録には「可決すべきものと決定した」と付け加えられた。規則にのっとって採決がなされ、委員長が起立多数を認定したかのように、無から有をつくり出す虚偽記載。
暗黒国会と言っても言い過ぎではない。議事録の撤回を求め、3千筆余の署名を参院議長らに提出した。
 参院が存在感を示せなかったのも問題だ。政府が「いつまでに成立を」と言い、国会がそれに合わせなければいけないとなると、まさに立憲主義の否定だ。
 このまま採決不存在の問題を放っておくと、安保法は既判力が弱くなる。
 法律の既判力とは、みんなが「従うべきもの」と思えること。逆に、虚偽の議事録を撤回させるなど、この問題を民意の底力で修復できれば、日本の議会制民主主義への信頼を高からしめる。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 筆者の「法律自体、違憲で民意から外れているが議事進行も含め、二重の意味で恥ずかしいやり方だった」との指摘、
 「暗黒国会と言っても言い過ぎではない」との怒り、
「このまま採決不存在の問題を放っておくと、安保法制は既判力が弱気なる」との指摘、等は、よく理解納得できた。
 東大名誉教授の醍醐聰氏のこれら発言を、東大卒の公務員、政治家、ジャーナリスト、学者、等が各界の指導的ポジションに多くおられる事と思うが、どのように受け止めておられるのか、聞いてみたくなった。「親の心子知らず」ならぬ、「教授の心教え子知らず」なのだろうか?
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by sasakitosio | 2015-11-04 05:58 | 東京新聞を読んで | Trackback