憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

核と人類 政治を動かすのは市民

 10月30日付東京新聞社説に、「政治を動かすのは市民」との見出しで、「核と人類」に関することが載った。
 今日は、この社説を学習することにした。
 まず社説は、「原爆の開発を当時のルーズベルト米大統領に提言したのは物理学者のレオ・シラードだった。シラードは、ナチスドイツが核兵器を先に開発することを恐れていた。
 だが、日本への原爆使用は「核軍拡競争を招く」と反対した。
 米大統領は、核兵器開発の助言は聴いたが、不使用には耳を傾けなかった。それが「核の時代」の始まりの風景だった。」と切り出した。 
 つづけて社説は、「核兵器保有国は、旧ソ連、英、仏、中と増えていった。核実験が繰り返され、放射性降下物による汚染が地球規模で広がった。
 核実験に伴う健康被害は第五福竜丸だけではない。各国とも軍事機密扱いで、情報がほとんど公開されていないだけだ。秘密が多いのも、核に特有の暗部である。
 核の利用は軍事から民政に広がっていく。アイゼンハワー米大統領は、1953年の国連演説で「平和のための原子力」という考え方を示した。核不拡散の推進の目的の一つして、海外での原発建設を進めた。インドが原発からプルトニウムをとり出し、原爆の製造に成功するなど、核の拡散を招いた。
 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)は多くの死者を出した。福島第一原発事故(2011年)では今も、10万人を超える住民が故郷に戻れないままである。
 戦後、核兵器が実戦で使われたことはないが、最近、テロリストによる核の使用が心配されている。過激派組織「イスラム国」(IS)のような組織には、核の抑止力は働かない。原発の安全神話だけでなく、平和利用も核の抑止力も壊れた神話になっている。」と指摘した。
 最後に社説は、「希望もある。世論調査会社「ユーガブ」は今年7月「原爆開発は間違いだった」と答えた米国人が62%もいたと発表した。
 シラードは晩年、「住みよい世界をつくる協議会」を設立した。
 核軍拡競争に反対する政治家を支援するのが目的だった。核兵器と戦争の廃絶をめざすパグウォッシュ会議にもかかわった。
 第61回の同会議が来月1日から長崎市で始まる。200人近い専門家が世界から集まる。
 歴史は、学者の知性だけでは政治を動かせないことを教えている。政治家を動かすには、市民(有権者)の力が必要だ。
 人類は核と共存できるのか。
 会議ではその答えを探り、世界に向けて発信してほしい。
 科学者にそうする責任がる。」として締めくくった。
読んで勉強になった。
 「原爆の開発を当時のルーズベルト米大統領に提言したのは物理学者のレオ・シラードだった」とのこと、
 そのシラードは「日本への原爆使用は「核軍拡競争を招く」と反対した」とのこと、
 またシラードは、「核兵器と戦争の廃絶を目指すパグウォッシュ会議にも関わった。」とのこと、
 「原発の安全神話だけでなく、平和利用も核の抑止力も壊れた神話になっている」とのこと、
 そんな中での希望は、「世論調査会社「ユーカブ」は今年7月「原爆開発は間違いだった」と答えた米国人が62%もいたと発表した」とのこと、等等を知ることができた。
 社説は、「歴史は、学者の知性だけでは政治を動かせないことを教えている。政治家を動かすには市民(有権者)の力が必要だ」と教えてくれる。
 たしかに、市民(有権者)の多くが、学者の知性を理解しなければ、市民が政治を動かす力にはなり得ない。
 学者の知性を、市民にとどけ、拡散するのが新聞を筆頭にマスコミの「力」ではなかろうか。
 集団的自衛権行使が違憲だと言い切った「憲法学者」の知性を、分かりやすく「市民」に伝えることができた「結果」、しばらく見なかった「国民的連帯」が国内の隅々に発生したように。 この現象を、ナガサキで行われている「パグウォッシュ会議」の成果を世界に拡散し、世界の市民の中に「戦争根絶」のうねりを、再現出来ないものか?
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by sasakitosio | 2015-11-01 11:03 | 東京新聞を読んで | Trackback